久々の投稿。最近はあちこちの人つながり系のイベントに参加していて、いっぱいいっぱい。皆FBに写真つきで投稿するのわかるわ~結構すぐ報告できて楽(私はFB、こちらから自動投稿Twitter→Facebook連携です)。

なんでわざわざブログから投稿しているかというと。やっぱりSNSしない人を切り捨てたくないからです。

それとSNSでだけ情報発信していると、埋もれるんだよね。一週間もすると記事行方不明・・
私にとって基本ネットはオフィシャルなもの。読むのも大変だが、書くのにはそれの何倍もの時間がかかる。モチロン、時々息抜きや自分ちの宣伝も入りますが、これから「生き残る為に」必要な情報を出来るだけ発信したいと思っている。

さて今日はず~っと寝かしていたネタなのですが、今日の話題は先月末に聞いてきた「測定から見える放射能汚染についてのはなし」。西宮にある阪神・市民測定所さんが講師になって、右京のインヤン・フラワーカフェで開催した講座を聞いてきました。

モチロン、私、放射能に関しての基礎知識はあります。乳幼児抱えて必然性もあり、必死になって勉強しましたから。何故今更聞きに行ったかというと。最近測定結果はどんな感じになって居るのかの最新情報を知りたかったのと、未だにぼんやりとしか放射能に関して知らない人に対してどういう風に最初は説明をするのが分かりやすいのか、を知りたかったからです。

さて、会の最初は、まずは大前提の確認から。

東日本大震災後に発令された「非常事態宣言」は解除されてません。

というところから、物事を考えないといけません。何だか皆さん終わったような感じですが。という所からスタート。

日本政府は放射能対策の基本中のキである放射能は出来るだけ拡散させないようにする、の真逆をやってるせいもあり、目に見える形で被害は進行中(データに基づく現状把握の話)。残念ながら土壌汚染は福島エリアだけの話では無い。震災前から大気中核実験の影響もあり全国的に放射能汚染の現実がある。兵庫や岡山の森林でそこそこの数値(60~80ベクレル)が出ているところもあるので、そういう観点からみても全国的に食品の放射能測定は必要。

もはやゼロは無い現状の中で、食品の放射能測定検出下限値をセシウム合算1ベクレルにしてND(非検出)のものだけを消費するようにしていかねばならない(放射能そのものとなぜ1ベクレルかの論拠は長くなるので今回は記述割愛します、すんません。いつか書くかもしれないけど。急ぎの方は、オシドリまこちゃんとかの発信で勉強してください)。

今現在の放射能測定結果から見た全体の食品汚染傾向と注意点を書くと、西日本でもたけのこ・しいたけなど山菜・きのこ類は要注意。数ベクレル出ている事例あり。これは震災前土壌汚染の影響と予想される事例。

東北産果樹は引き続き検出されている(全部ではないので、測定が必要。測定器の検出限界値に注意)。茨城県のさつまいもも結構検出されているので注意(検出量にはばらつきがあるが)。

関西の獣肉(いのしし)などからも検出。移行係数の高いもの(根菜・野草・野草を食べる動物)は全国的に注意したほうが良さそうです。魚は種類によってまちまち。福島県産でも、葉野菜は出ていない。

放射能の空間線量の高いエリアで衣服に付着した放射能は、洗濯しても完全に除去できないようです。支援事業で現地入りする人は、うっかり拡散にならぬよう注意が必要。

盲点になりがちで今注意が必要なのは、肥料・木材関係。関西のホームセンターで売っている家庭菜園用の培養土・土からセシウム検出。国の規定値がおそろしく高いので、野放し状態。スモークチップ・ペットのトイレ用チップからも検出されているので注意。せっかく汚染の少ない土地を、これ以上汚さないようにしたい。

詳細は測定所の測定結果報告を是非ご覧いただきたい。→阪神・市民放射能測定所測定一覧

神戸での結果であるが、関西は大体似たようなものかと思う。実は行政(神戸市)が凄く高性能な測定器を持っていて1ベクレル検出限界で出来るのに、厳密な測定をしようとしていないという現実の話も。現状認識の甘さか、国の方針の影響かどちらかは分からないが市民からの具体的要望がなければ動けないという実態もあるのでは。

一般に体感しにくい放射能の影響、残念ながら「ちょっとくらいなら大丈夫」とはいえない食品からの放射能の被曝の問題をどう捉えるかは、今現役世代の見識を問われる問題だと私は思う。

いつのまにやら大人二人に癌時代…被曝の現実がここにも、と思いませんか。

私のように、気がついたら、はっ、今まさに居る場所が汚染地やん!で、大慌て。とならないためにも、基本的知識は持っておきたいもの。
関西にずっといたら、危機感はやっぱり持ちにくいとも思う。

いやはや、当事者にならないで済むならそれに越したことはない。放射能は色も匂いもありませんわ、目に見えない敵とはまさにこのこと、最初自分の被曝に気がついたときは先ず、自分がおかしくなったのかと疑心暗鬼になる…ヤッパリしんどいことですわ。

放射能、気にはなるが何だかよく分からんな~と思っている人は、サクッと知りたければ市民測定所の見学に一度行ってみると良さそうです。ネットでグチャグチャ調べるより、実際に手弁当で活動してる人から話聞くのが一番早い。多分、データを弄んでる学者先生より簡単に凄く分かりやすく説明をしていただける。目の前に測定器あると臨場感あるしね。

関西にはこの西宮の他に、高槻・京都・奈良・近江(滋賀)に市民測定所があるそうですよ。