話題は山盛りあるのだが、何だか所用入り乱れて落ち着かない日々。残務処理に追われておりました。
今年は暖かめの12月なので、どうも年末気分になりませんな~~

とはいえ。

展覧会よりチョッと値段UPしてますが、サンプル布帽子達はオンライン販売モール・クリーマさんに出品することに。気になる人は是非チェックして下さいね。

→クリーマ・ぜんばやしの販売中作品一覧

別にzisoku.comとしてのミニ販売サイトも立ち上げたいのだが、手がつけられておらず・・何時やるんだ!

てな感じですが、何とか近日お目見えできるようにこれから頑張ります(汗)。

展覧会やって思った事いくつか。
20年前に服飾業界の底辺(メーカーの生産現場のパシリやってました。マジ3K職場です)に入った時に感じた、このままでは確実に日本独特の美意識は消える・・

というのが、現実化しつつありますね。

悲しい事ですが、呉服業界が着物を「よそいき」にしてしまった時から、それは始まってしまったのかもしれません。

本場も本場、京都でさえも凄い勢いで着物を日々着る為のなんやかやを支えてきた現場の人達から消えつつある。西陣の機やさんはもう70歳代、悉皆やさんとかも昔は沢山居られたけど今は数少ないとか。

来客の方と話すると、親戚が着物に関わる仕事をしているという話が必ず出る土地柄。目は肥えてるけど、これといって産業を活性化させるのに決め手となる案が出せずな感じも・・。

着物って、作るための手間がとんでもないんですよ。あまりにも現場が報われないピラミッド型の産業構造があって、ドンドン形骸化していったという側面がある。

いまや作家がネットを使って直接お客さんとやりとり出来てしまう時代。

接客と生産は実際のところ、切り離した方がいい(実際のところ集中してモノつくれませんし)と私は考えてますが、あらゆる立場の人がお互いのポジション(作る人・説明する人・客)をぐるぐるさせながら全体のクオリティを上げないといけないんだろうな~

と今感じてます。