コロナ禍学校休校をきっかけに、一時期すっかり不登校になった我が娘。今現在5年生なのだが、最初の最初から学校嫌い。自分自身は小学校は楽しかった記憶しかないので、どうにも本人の気持ちがわからない。何故なんだろう、、と思ってウロウロすることに(娘は元々人好きで、沢山の人と関わりたいタイプなので)。

雪柳庵・板倉の情報提供で、娘は所謂学習障害(グレーゾーン)らしいを私が理解したのが小3の後半。また聴覚障害系のイベントなどで、聴覚情報処理障害APD傾向のあるのが分かった。APDはざっくり説明すると、聞く時に注意を相手に向けてないと相手の話の「意味」を捉えるのが難しいタイプの人のこと。音自体を聴き取ることはできるので、聴覚検診ではひっかからないんですよね。一説には全体の2割ぐらいは居るとも言われてます。私もそう言われればそういうタイプかも(遺伝かな)。

学童保育での様子を先生によくよく聞くと、集団に一斉に告知される内容(今月の予定とか、行事の予告とか)の聞き漏らしが多く、よく聞き返していたことが判明。学習障害について子どもと接する人自身に知識が無いと、これを問題視することもなし。私もただ本人が聞く気がないんだと思ってイライラしてたこともあった。が、生まれつきそういう傾向があるということを、やっと理解。だから本人が情報を受け取りやすい形を、考えないといけないんですよね。こういう風に、いろんな問題が目の前で多発してても、結果必要な手助けが出来てなかったんだな〜 と後から知ることに。

小学校の教育の方法は圧倒的に聴覚をベースに組み立てられているのが現状。先生が黒板の前に立って話す内容を静かに拝聴することが苦手なタイプは、一番最初の大事な基礎学習の学習内容の受け取りが厳しい。誰だったけ、アメリカの有名な教育学?の権威が人の学びの方法(タイプ種別)は7つか8つあるとかいう論を展開してるのを読んだ記憶があるんですが、その中の1〜2タイプのみで能力判定が行われて社会全体が序列化されてる訳ですよね。そんな枠に自分からはまる必要もないのですが、なにせ多勢に無勢。厳しいです、成績が悪いという現状は。

国語力の遅れが成績全般に影響して、娘はすっかり自己肯定感が低い人になっておりました。もともとは本人が悪いわけじゃないが、周囲に聞き漏らしたことを聴き返すにしても大分礼儀知らずなタイミングや喧嘩腰で言う癖がついてて大変。

教える立場にいる人が「出来ない子」扱いをすることで、どれだけ子どもを追い込むことになるのか。の、わかりやすい見本となっておりました。そこで小三の三学期は雪柳庵・板倉に現状判定をしてもらい、貰ったメニューの 聴きとりの練習開始。毎日1〜2時間親子で地道に三ヶ月。それと本人がやりたいと言い出した水泳もスタート(これは約1年ほど毎週通い、本人設定の階級まで行ったので今は自主卒業)。そこで大分、基本的なところはクリアすることが出来ました。

元々運動能力は高いので、そちらの方で大分自分自身を認められるようにはなってきた。遅れが顕著な学習補助のために何をどうするかで、4年に入ってからはいろいろ試しましたよ。学習塾のフリープランで週一回学習時間を持つとか、スタディサプリ見せてみたり、参考書を書き写して問題解いてみるのをやってみたり。

しかし、どうにも定着しない。今年2020年4月からはコロナ禍で子ども向けのオンラインコンテンツがグッと増えたこともあり、開催される講座を色々見せてみました。が、どんなに上手な人が面白くやってても、レクチャー形式は面白さが本人に伝わらないらしい。APD傾向ゆえか?空間を共にしてないと、まぁ一緒にやってみようや、という流れにもなりにくく。

そういう中、検索魔になって辿り着いたのが無学年方式のオンライン教材「すらら」。

これは学習障害ゆえに不登校になった子が沢山利用してるだけあって、実によく出来てます。子どもが好きなアニメーション対話形式で学習単元を学べるようになってる。

我が子のように授業中ウッカリ先生の話を聞き漏らして、後から聞きたいがどうにもそのタイミングを掴めない人にはいいです。家で学習内容を確認できるとなると安心感がある。先生も沢山の子どもを相手してて、質問に全対応は期待するのも酷だしね。

時々自分自身も思うのだが、何度も同じことを聞かれるとやっぱりウンザリしますよ。
そこが生まれつき苦手な相手と知りつつも、、ええかげん、ちゃんと聞いとけや!と思うのが人情というもの。そういう点、機械での講座は面倒臭がらずに何度でも説明してくれるのがいいところ。

8月にインターフェイスが一新し、ゲーミング機能が追加されました。我が家は7月からやり始めたので、旧画面はあまり使っておらずわけわからん状態で新画面になったのだが、使ってる本人曰く、前よりわかりやすくなったらしい。

実は学習の目標をたててセットし、利用した方が勉強も力はつくようだが、私自身が忙し過ぎて、目標設定に関しては野放し状態でありました。しかし我が子の場合は、目標設定をするとやる気を失った可能性も無きにしもあらず。自分で勉強の面白さを見出せるタイプの子はいいけど、元々勉強を毛嫌いするタイプの子はやらなきゃいけない事化して脱落しかねない。悩ましいものです。

すららはユニット毎に単元を習う形になっていて、それを行うとエッグが割れてボーナスポイントが貰える仕組み。やればなんかいい事あるからやる、というわかりやすい構造ですが、最初の学習の習慣化はこういう形で良いんだと思う。結果勝手にやらせる形での利用でスタートしましたが、面白いからやりたくなるらしい。それは本当に凄いことだと思います。

良くも悪くも野放し状態で数ヶ月利用しましたが、私も勤めに出なければならず。一人で自宅学習も結構難しい。生活習慣が崩れてきたので、12月からは小学校登校をメインに変更、三学期からは学校へ行くのと平行での利用をしていこうと考えています。

娘のように飲み込みが悪いタイプの子は、いろんな形で説明を何度も聞くというのがいいみたい。前「振り子」についての内容がすららで一回聞いてもよく分からなかった(学校でやるのが分かっていたので予習)→学校で一回聞いたが飲み込めず→又家ですららの説明を聞いたら理解できたという経緯をたどっていました。分からなかったら何度も聞けばいいんですよね。

大概、分からないところがあっても聞ける相手がいないから、「まぁいいや」で結局理解できていないところが積み残されて、「出来ない子」が出来上がっているのではないか・・と私は最近思っています。何でも「分かってなくても、まぁいいや」じゃない、というところを本人に気づかせるのが私の課題なのですが、、なかなか地道に毎日を積み重ねるしかないかと。

そういう中で、さかのぼって今まで取り残した学習内容を学べるツールがあるというのは心強いです。五教科対応で月1万ちょいのツールは、格安だと思う。ウチの子のように学習障害傾向がある子だけではなく、先取り学習がしたい子とか、ドリル学習が駄目、所謂学習塾系列のオンライン方式になじまない子にはいいと思う。所謂「無学年方式」で小学校から高校のメニューまで、全部揃ってるのが「すらら」のいいところ。

すららの公式HPからすぐ学習画面の無料体験を申込できるので、こどもに使わせてみてやりたいかどうか聞いてみてから契約したらいいのでは(相性があるので)。
それと「すららコーチ」をつけるかどうかはオプション(無料)なのですが、すららを利用するならつけたほうがいいと思います。すららのシステムの利用の仕方含め、自由に質問(親も)できるんですよ。それと一ヶ月ごとに子どもがどれくらい学習したかの履歴レポートをまとめてメールで送ってくれます。

12月31日まで入会無料キャンペーンをやっているので、申込するなら今がチャンス。子どもに何か学習システムを用意する必要があるな〜 と思っている人は、内容をチェックしてみてくださいね。

無学年オンライン教材「すらら」HPはこちら