昨日の報告記事続き。金曜に明倫自治会館にて行われた、渡邉安衣子先生の性教育講座基礎編の報告です。
さて、本題の講座。私、実は同じテーマの話を4回は聴いているのですが、ちょっとウルッと来ちゃいました。感動しましたよ~
「性」をテーマに講義といっても、その中で語られるのは所謂セックスという行為周辺について、だけではない。
先ず、「性」とは何か、問い直してみる。
基本は男性、女性という分類になるが、その嗜好性・認識は人によって万別。所謂ストレート(異性に対してのみ性的な欲求を感じる)と呼ばれる人は全体として多いが、同姓に関してのみの人、同姓も異性もOKの人、自分の性別に違和感を感じている人、ホンマに様々。意外とストレートではない人の割合って多いのね。左利きの人の割合とさほど変わらないというデータがもう統計で出てる。結構な割合やな。
自分と嗜好性の違う人に対する抑圧も、知らずしてしまっている可能性も。自殺未遂者の割合も、データみると断然多い。
先ずは、ストレートではない人が世の中に結構いるということを知ることですよね。
今現在の学校での性教育の現状は、実質肝心の所をガッツリ伝えにくい状況になってる。これには政治的な問題がからんでいるのだが、人任せにせず基本は家庭で親が自分のこどもに教えると考えはじめた方がよさそう。
性の教育はこどもが思春期に入ってから・・と考えがちですが、実にセンシティブなテーマでもあるし、その時期までに信頼関係を築いていなければ話題にすら出来ない。いろいろ伝えるのは、それこそ幼少時がいいのです。
先ず、何を聞いてもOK!という信頼関係をこどもと作ることが大事。
我々親世代は、自分の親に性について教えてもらったことが無かった世代。実質、どうしたらいいか悩む事も多い。
性に関してすぐ答えられなくても、調べて答えるから待ってね、と宿題にさせてもらったらいいのだ。
そして、そういう約束は絶対守らないといけない。
何度も誤魔化していると、次第に質問してくれなくなります(泣)。親との関係で、ああ、これは期待しても無理なのね・・とガッカリした記憶、ありませんか?
「モノ」とか買ってもらったとか買ってもらわなかったとか、そういうことより、自分の質問に「応えてくれなかった」ということのほうが、実は結構大きくお互いの人間関係に影を落とすと思う。
日々忙しく、そういうことを「やっちゃってる」ということも私自身あるとは思うのですが、後から取り返せないこともないと思う。今こどもと「性」の話題をしにくい状況になっていたとしても、この安衣子先生の講座受講をきっかけになどして、新しい関係を作り出せると思うのです。
講座がそういうことのきっかけになるといいなと思うし、性の問題を語ることは、最終的にはいろんな人のありようを認め合う関係を作るには?という事に繋がって行く様な気がしてます。
これは非常に大きなテーマ、安衣子先生は性の問題は人権の問題、と言われてましたがホンマにそうやな・・と思ったのでした。
コメントを残す