暑い。さすがに、湿度80%で気温30度ともなると、朝からどんより。京都はハンパなく夏暑く冬寒い(泣)。

締め切りは自分で決める。・・という人生を何とか念願かなって送っているが、尻叩いてくれる人が居ないという問題が発生するのよね。さて、そろそろ秋からの仕掛けも開始しなければなりません。

3月に合切袋のコラボ制作のご依頼いただいた、ソメオリヨシダさん。こちらとのコラボ、再開です。春のブログ記事にも記述していますがご依頼のやり取り中に、そういえばトートで手ごろで丁度良いのが無いのよね、という話になり。

ウンザリするぐらい世の中に鞄デザインは溢れてますが、大人が普段持ちにしたい、それなりにモノも入る大きさのトートとなるといきなり「ブランドバッグ」となる。う~ん、百貨店で手に入るブランドネームバーンとでてるものはそれなりにデザインもまとまっていて綺麗な仕事だが、自分とは無縁やな・・スーツ着る仕事してないし。

かといって、手ごろな値段のものはとなると、アメリカンorフレンチカジュアルといったものになる。

う~ん、ハンプやさんが沢山作ってるが、いやもうちょっとクラフト寄り(?)でさ、・・・となると、しっくりくるものが無い。ま、鞄作家さん・デザイナーさんは世の中に沢山居るのだが、私自身はピンとくる人居らず。東京っぽすぎたり、ちょっとミセスのかおり満載だったり、オブジェとして見る分には大好きだが、買う気・使う気にならないという場合が多いような。

ありそうでない、ちょうどいいもの。・・・という、言葉でどう表現していいか良くわからんところを目指して制作開始。

布が手織りと超贅沢になるので、仕立てはサクッと構造体だけ。という感じにしたいな。
商品上代をお手ごろにしようと思うと、実質作成工程をどれくらい必要最低限にするか?という問題も出てくる。

一度サンプル布をパッチワークではめ込んで持ち手を手編みでサンプルトートを大小作ってみたが、膨大な制作時間かかることが判明。なんぼなんでも、こりゃ儲からん。ということで、一から企画しなおし。

基本、帯地なので幅30cmという制約があります。もの凄く数が回るという形で無いと、この企画だけのために布織るということもしにくい。織の世界知らない人に説明すると、縦糸機にかけるまでが織物って凄く大変なんですよ。私は親が織ってたのを見て育ったので、手織り布を手軽に扱うべからず。というのがよく分かるのです・・使っている糸の質も価格も、量産布の世界とは全く違って貴重&高価。

出来るだけ布の無駄を出したく無いので、逆算で企画。
先ずはクラフト紙でトワル大小作ったので、サンプル用に使える布を送ってください~~

とメールしたら、あっという間に今朝9時布到着。

忙しい人ほど、レス早し。出来る人は違いますね。

働かんと~~