日本人固有の所作、というものがあることを知っていますか?
日頃私達は”あたま”からの指令で、、筋肉を動かして物を掴んだり離したりの
様々な動作をしていると思っています。
しかしそうではない身体の使い方があるとしたら、どのようなものだと思いますか?
昨年から身体感覚を養う「動法」の稽古をするようになって、
ゆるめるのと真逆の身体へのアプローチに目を開かされる思いがしています。
そんな中、日本人の民族衣装である「着物」を着たいと思って調べて居るのですが、
前々から何故、和服にだけ「袂」があるのかが不思議でした。
アジア系の民族衣装は同じような長方形の布を繋ぎ合わせた形ですが、
袖の形は大体腕に沿った筒袖。
労働の観点からみたら、明らかに「袂」は邪魔になるはずです。
昔は布そのものも大変貴重であったはずなのに、貴族階級でない人々も
共通して「袂」がある形が「着物」の基本形。
「袂」のある形になったのは、シルエットとしての美しさだけはなく
ある「必然」からではないか、と今私は考えています。
あらゆる伝統芸能の根本にあるところの日本の所作、にアプローチするのが「動法」。
今こども、に本来あるべきものとは何か、を伝える機会を沢山作っていきたいと考えています。
昨年11月開催で盛況だった「親子からだづくり入門講座」も第三回目。
今回も親子で出来る動法の入門編をお願いしています。___________________________
【おやこからだづくり入門講座Ⅲ】
2018年 6月 9日(土)10:30-12:00 開場10:15
明倫自治会館ホール(京都市中京区山伏山町554・元明倫幼稚園内)
参加費 大人500円 子ども無料 要予約 定員20名
参加費はめいりん倶楽部会費・講師謝金に充当します
中京区役所「中京区民まちづくり支援事業」申請中
問合せ・吉永 hatmiu●gmail.com (●→@)
申込
こくち~ずweb専用ページに申し込み下さい
https://www.kokuchpro.com/event/201806sj/
主催
明倫こども広場(明倫自治連合会めいりん倶楽部加盟サークル)
https://meirinkids.blogspot.jp/
https://www.facebook.com/meirinkids/
シンプルライフ研究所 zisoku.com
講師
sunajii 角南和宏 すなみかずひろ 氏
(公社)整体協会身体教育研究所 技術研究員
1970年代、京都に分校のあったFriends World Collegeを通じ、
米国・インドで「新しい教育」を学ぶ。
身体教育への興味から、整体を学び始める。
整体の祖・野口晴哉 氏の次男、裕之 氏が整体協会の研究部門として始めた
身体教育研究所の立ち上げに関り、20年その運営に携わる。
2015年等持院稽古場を開設。