昨日、someoriyoshidaの美保子さんからDMが届く。個展は秋に行うらしいというのはブログで知っていたが、この遠方の私にも送って下さるとは!

個展まで3~4週間。作家なら皆うなづいてもらえると思うが、実はこの時期が一番つらい。DM発送まで全力疾走、しかも個展出品の作品の内容の詰めが完全に重なるので、体力の限界に挑む!といった状況だと思う。はっきりいってパソコンの前に座る時間も惜しいであろう。結構、皆発表ぎりぎりまで一点でも多く作品作りたくなっちゃうんだよね。

織の世界は母の仕事を見て育ったので、実に大変であるのを知っている私(この好奇心の強い私でも手を出してみたいと思わない)。しかも、呉服の分野から見たら何故か布染めより格下に位置づけられるのが今も謎・・紬とかさ。

発表は実に5年ぶりとか。織は作品溜めるのに物凄く時間がかかるから、凄いスピードだと私は思います。(実は前回の個展ではコラボさせていただいたのです。帽子ではなくて和装鞄の創作担当として。これはとても愉しい仕事でした~!)

きっと三角・吉田の個展、素晴らしいものになることでしょう。
10月29日から11月1日まで東京青山イトノサキにて。28日にはレセプション・お食事会も。
う~ん行きたい。誰か連れてて(笑)。

今は何の世界でも、自己プロデュース・宣伝が必須になった。はっきりいって気違い沙汰だと思う。
ペラペラ喋りながら根詰めなきゃならん仕事なんぞ出来るか!と思うが、それが当たり前のように要求される。

作りながら自分の仕事を実況中継しなきゃいけないのが、本当につらい。

本来なら問屋側・小売店側が宣伝担当になって物の価値を客に伝えるべきだと思うが、世の中全体が実質それをせずに物を受け渡すだけでお金をしっかり取るシステムになってる風潮が強い。物が売れないというが、本来の仕事をしてないからではないだろうか。だから、客は作り手から商品を直接買いたがるようになって混乱しているのが今の状況だと思う。

売るのも作り手側がやらなきゃなんない。でもこれ、あんまし良くない状況だと思う。作るプロが要るように、売るプロも要ると思うんだよね。小売店で志があるところが、もっと評価されるような状況になって欲しいと本当に思う。

それぞれの立場で喧嘩しながらでも絶対コンビ組む、という状況があらゆる分野で出来たら、最高の商売が出来るんじゃないかと私は思う。
若い人の中から、それぞれ本気でプロを目指す人が出てきたら面白くなるな~ と夢想しているところです。