本のタイトルである。そう、活字狂なのでどんなに忙しくても本は読む私。

商品開発の上で大事な事が分かりやすく書いてあって逸品の本。読み応えありました。
なにしろ、本当にメガヒットの商品を次々と世に送り出してきた山本康博氏の書いた本。理屈より実績が先行している。長年やってきて見えてきた事を書いた本って、役に立つわ・・ホンマ、ありがたい。

本ではマーケティングサークルを形作る八つの条件を挙げられているが、その中の一つ「ネーミング」。
著者のノートの写真が掲載されているが、ビッシリと書かれた名前候補の写真を見てグッと来た私。

何の世界でも、表には見えない膨大な仕事量というものがある・・偶然のヒットなどありえない。

そういうものが、物の「質」というのを支えているのだと再認識しました。商品単体だけにあらず。店など空間に関しても同じ事が言えますよね。

広告代理店などがやるアンケート調査などからヒット商品は生まれない、それは顕在ニーズであって潜在ニーズでは無いからだ・・という山本氏の主張は凄く分かりやすいです。それより、小さい不満を沢山集めた方が早いと。

小さいですが私の商売も思い返せば、お客さんから言われて考えた商品が定番になってるかも。発表の機会にお客様からアイデアをいただく事が本当に多い。言っている本人は何気なく口にしているんだろうが、これがまさに潜在ニーズなんだろうな~

「モノ」が目の前にぶら下がってないと意見も何も出てこないのも確かなので、今週末の発表ではどれだけ分かりやすく並べられるかだな・・・

ギリギリまで、制作がんばりま~す。