本日は洋裁教室コモノの話など。
昨日の生徒さんは、昔のワンピース(おばあさまの仕立てたものだったらしい)2着の首まわりデザインを今風に広げなおすリメイク希望。一般的に要望が多いと思う内容なので、ブログでも紹介させていただきますね。

お直しするには「見返し」といわれる、「首まわりの裏側端の部分用布」が新しく必要になります。

何かの機会にちらっと見える可能性もあるので、表の布地に似ている色素材で用意。
今回はコットンの洋服ということだったので、市販のバイヤステープを用意してきてもらいました。

お直し前の服を着て、まずは出来上がりの希望の首まわりをイメージしつつまち針でピンをうちます。
そこをしつけ糸で印しつけして、又着てみる。ここの作業は、デザインを決定するので妥協せずに!ちゃんと左右対称になるように丁寧に行うのが大事です。

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次に布地の裏側から出来上がり希望線の真上に、「伸び止めのテープ」をアイロンで貼っていきます。
「伸び止めのテープ」は市販で売ってますが結構コストする(一巻き1000円くらいかな)し今回50cmくらいしか使わないので、在庫の接着芯をバイヤスに1センチ幅でカットして代用。

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ここでやっと、要らない分の表地をカット。横着せずに、定規でちゃんと仕上がり線から1cmを測ってペンで書いてから、線の上を切り取ります。
次に、縫い付ける「見返し」のバイヤステープを襟ぐりのカーブにあわせて形作ります
これもミシンで縫いながらなんとかしようとすると歪みますので、アイロンで癖とりしてちゃんと作りましょう。

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裏表で襟ぐりのバイヤステープを服に合わせ、仕上がり線の一ミリ外側をしつけ。
後ろ身頃は元々の見返しを流用なので肩の部分で接ぎ合せます。

ここで、一時間半の教室の時間終了。
生徒さんはミシンは家にお持ちなので、昼休憩でしつけまでは終わってあとは家で続きをするということに。
教室一回で2着分の襟ぐりデザインの決定と一着のお直し下こしらえまで。素早く作業できたと思います。

そして!生徒さんから出来上がりの写真を送って頂きました~

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すっきりと素敵に仕上がって、一安心。綺麗に出来上がって本当に良かったです。
早速この夏に、活躍しそうですね~~

同じ内容のリメイク希望の方、是非お越し下さい。
毎週火曜午前10時半~12時まで一回1,500円でお教室開講です(千本今出川徒歩3分)。

詳しくはFBにて→洋裁教室コモノ