先日、これから一緒に色々仕掛けをしようとしているカフェミィチョさんと話していて面白かったので、最近考えている内容。

日本国内で完結する商売を考える場合、今やプラス成長を前提にするのがおかしい・・というのにええかげん気がつかんと。と思う。

人口比率を考えるとすぐ分かる。一番多いのが団塊の世代で60歳代。次に多いのが、団塊ジュニアで40歳代真ん中。もう消費はしないのだ。第一もう、ある程度「モノ」は持ってるし余ってて廃棄が大変なくらいだ。

今でも時間労働に縛られる労働者から脱し資産家になろうと思ったら、自動的に利益が上がる仕組み(土地を持つ=不動産所有が代表的だが、ビジネスとかでも)を所有するしかない。資本主義って元々そういうのが前提だけど、ここでふと疑問が。土地ってそもそも所有権を何故主張できるのか?

大地って元々誰のもんでもないでしょう・・というネイティブアメリカンの考え方に心惹かれるものの、現代社会はそういう前提になってるので仕方ないのかもしれない。

ネットの台頭で、仮想空間に「自分の所有土地」を構築できる世の中になった。

そこで仮想空間の「自分の土地」使用料を上手く取れている人達が稼ぎはじめているが、ここ数年で参入の敷居が低くなっている。これって誰でもやれば出来る事だと思う。

私が思うに、皆がそれぞれオリジナルの「自分の土地」を仮想空間に作ってその利用料を取れるようになったら、ちょっとは風通しが良くなるのではないか。別にネットが世の中を救う!論者ではないが、今までは知り合うのが難しかった人達がネットのおかげで知り合いやすくなったのも事実。

最近地元京都の人とよく付き合うようになって思ったのは、滅茶苦茶好立地の場所で使われていないスペースがあちこちに山ほどある。上手いこと使うアイデアとか、それを運営するための時間とかがが多分無いのだ。建物を簡単につぶして賃貸物件にするとかホテルにするとかいう発想ではなくて、そこをそのままで人が集う場所にするにはどうしたらいいのか?を具体的に考える。

ネット上の仮想空間も、そういった余ったスペースとリアルに連動する事によって一時的ではない何かに変貌すると思う。

先のリアルの場所持っているほうも世知辛く時間いくらで貸すとかいうのではなく、程程に回せる程度に利用料をもらって社会貢献できる内容のものが育つ為の場所を提供する・・という感じになれば、新しいソフトウエアが生まれる基盤になるし、今の世の中で求められているのはそういうありかたではないか・・と思うのだが如何であろうか。