明日のふろしき市場出店の準備がまだ出来ていない・・(汗)。職人仕事も仕上げて、納品準備しなきゃ。

という状況であるが、先日中央図書館に京都市がソーシャル・イノベーション・サミットをやるというフライヤーがあったのでイノベーションが気になっていた私。偶然「100円のコーラを1000円で売る方法」という本が目に付いたので3冊、ここ二日で一気読みした私。いや~なかなか面白かったです。

漫画じゃない方がいい人はコチラ→100円のコーラを1000円で売る方法―マーケティングがわかる10の物語

1・2・3とシリーズで一応3で完結。1の本ではマーケティングの話が中心ですが、回を進めるにつれてイノベーションの話に展開していきます(3は副題がイノベーションが分かる10の物語、となっている)。
マンガの方が、早く読めるからオススメ。アマゾンの評価をみると、Kindle版はちょっと質に難ありみたいですが。

今や、もう「物」本体を売る時代ではない・・これは日本全体が抱えている問題。いくら物の質やハイクオリティさにこだわっても、客はそんなものが欲しいわけではない。それをどう解決していくのか?というヒントを貰ったような気がします。
作中では目の前の顧客の要望単体を網羅することではなく、新しい市場そのものを作り出すことで生き残ろうとする企業の姿を描いている訳ですが、仮想とはいえ、リアリティがあるわ。

自分自身の職業のことを考えても、作家としてある程度のクオリティのものを作り出すことに20年くらい切磋琢磨して服飾品ならある程度のものを出来るようになりましたが、普通に考えると物の生産で採算あう方向に持っていくのは難しいんだよね。誰が何と言おうと、物の生産の中心はもう中国。違うところに頭切り替えないと、もうやっていけない。

マーケットを作る、ということをこれからじっくりと考えて行動していきたいと考えてます。