昨日の安楽寺でのイベントに行って参りました。う~ん、仕事も溜まってきたし、行くか迷ったんですが。辻氏はスローライフの仕掛け人として有名な方らしく、今回はタイの二人の環境・平和活動家にあってきた模様をDVDにしたものを公開する記念のイベントでした。

DVD、なかなか良かったです。スラック・シワラックという東南アジアを代表する思想家の方がいろいろお話されていたのが、キーワードに満ち満ちていました。

フライヤーにもありますが、「支配者を憎むことは結局自分自身を憎むことと同義である。」・・・ホンマにそうだと私も思います。

今の物質主義に満ち満ちた世の中を如何思うか?の辻氏の問いに、

タイのことわざに「木は倒れるときには音を立てる。しかし、育つ時には音を立てない。」というものがある。今は目には見えないが、確実に変化の種が芽をだし育ち始めているのではないだろうか。種は暗い土のなかで耐え抜く時期が必要である。そういうところから、生まれてくる・・

といった回答をされていたのが、とても興味深かったです。

取材された二人の思想家は、「エンゲージド・ブッディズム(社会参画する仏教」を実践されているとのこと。スラック氏は非営利団体と、企業と両方を運営している。そういうところも、面白い。

ただ社会を離れての瞑想など、現実逃避以外のなにものでもない。とバッサリと切り捨てているのも、やることをやってきた人ならではの感じがしました。

沢山の著作本を出されているとのこと。和訳されているのかな。ちょっと興味が湧きました。

イベント自体は、もうちょっとつっこんだところまで話が展開したらな・とも思ったのですが、まあ数時間では問題提起ぐらいになるのかな~

佳苗珈琲さん他、凝ったオーガニックフードたちも華を添えて、楽しめたイベントでした~