昨日中京区(寺町蛸薬師上がる西側)のmumokuteki3階ホールで新しくスタートした、mumokutekiシネマの上映会に行って来ました。

内容は「0円キッチン」。この話題の映画、前から一度みて見たいと思ってたんだよね。

この映画はジャーナリストであり”食料救出人”のダーヴィトが、ヨーロッパ中を廃油・リサイクルキッチン付カーで旅をしながら各国で食べ物の問題に取り組む人達のやっていることを一緒に料理しながら学んでいくというものです。

あちこちの現場にこれでもかと山盛りあり、映像にも何度も映し出される「食べられる前に捨てられる食料」たち。
なんと、世界中で生産される食料の約30%・・この20%があれば、飢餓に苦しむ人の殆どが救われるんだったっけ?

面白かったのは、映画の中で出てきた「抜き打ち家庭冷蔵庫訪問」。

2003年度産の瓶詰めとか(笑)いろいろ発掘。無駄にしている食料は皆無。というおばあさんのお家もありました。昔、食べられない経験をしている人は、普段からの心がけが違いますね。その後、集合住宅のテラスで料理人が調理して、夢のような食事会に。自分の家の冷蔵庫がちょっと気になりましたよ・・

食べる為に働いている筈なのに、食材への意識が急速に低くなっている現在。どういう風に作られているかを皆知らないから、大事にしない・平気で無駄にすることが出来るのだと思います。これって何でもそうだよね。

同じ場所で今日はこれも記念すべき第一回ムモクテキマルシェが開催されるそうです。出店者見たら、オーガニックでもこだわりの出店者さんが沢山(実は知り合い多数・笑)。これって、京都のど真ん中・繁華街ではなかなか無いことですよ。こちらもオススメ。

映画の中でも「楽しくなければ伝わらない」とダーヴィトが言っていましたが、本当にそうだとおもいます。

先ずは楽しみながら、生きること・働くことを考えてみる。そして、具体的に提案してみる。
そこからしか世の中は変っていかないのでは無いでしょうか。(アイキャッチ画像は、映画のリサイクル料理画像)