随分ブログ更新サボっていて、御免なさい。土曜は出店したりとか、梅原さんの畑の講座に行ったりとかでバタバタと過ごしておりました。

今種まきのシーズンですね。先週からこの連休にかけて種下ろしをした人は、丁度良いタイミングの恵みの雨。といった感じでしょう~ 今年こそ!のプランター栽培(実は昨年、水不足に陥って失敗)のリセットを考え中。いろんな物事も仕込みスタートの時期でもあります。

昨日は、ゴーゴーワクワクキャンプの拡大版ミーティングに参加してきました。
略してゴーワク。関西で行われている保養キャンプとしてはびわこ1・2・3キャンプと並んで有名なキャンプですが、まだまだ知らない人も居られるかもしれないので、簡単に説明しておきますね。

ゴーワクは毎年夏に、京都府の南丹市の「NANTAN交流の家」にて行われている保養キャンプです。福島原発からの放射能による被曝の影響を軽減する為に、「保養」=一定期間放射能の高い地域から低い地域にて生活することが効果があることが分かっています。そこで、日本各地で放射能土壌汚染の高い地域に住まざるを得ない子どもたち・家族を対象にいろいろな形で保養キャンプが行われていますが、ゴーワクもその中の一つです。

ゴーワクの面白いのは、キャンプ参加応募エリアを福島在住者に限定していないこと。実際に東京近郊でも放射能土壌汚染の数値の高いエリアも存在するので、人員枠が許す限りリピーター優先ですが新規応募者でも対応しています。

ずっと気になっていたのです。参加するとなると私の場合、どうしても子連れになるので支援だか支援されるんだかになる可能性があったのでずっと見送ってました。そして、やっと昨年ボランティア参加。日帰りで一度だけ参加してみました。

そこで驚きましたよ!まるで昭和の生活再現。といった状態。3~40年前の日本の生活がそこにありました。

茅葺屋根での集団生活。近隣の小川での水遊び。天然醸造の調味料・オーガニックな食材だけを使った手間隙かけた食事(でないと、保養にならないので当たり前なのですが)。昔ながらの日本の生活はこういったものだったのでは・・と思う状態が再現されていて、本当にビックリしました。子どもがちゃんと自由にそこらへんで遊べる「隙間」がちゃんと存在する空間が出来ている。

ボランティアに行ったんだか、楽しみにいったんだか・・で凄い贅沢な時間を過ごさせて頂きました。まぁ、担当が調理だったので本当にひたすら食材の用意をしていたんですけどね。

文句無しに食べものは美味い!食材は安全!子どもはかなり自由に駆け回れる!で子連れ(特に男子)の人こそボランティア参加して欲しいこのキャンプ。ボランティアというと単純に「やってあげる人」みたいだけど、実際のところは受け取る方が多いです。

元々知り合いでもない人達が集団で生活してみることで、発生する問題を如何解決するか・・・原始的なところでのルール作り、基本的なコミニケーション、などなどこれからの社会構築に興味がある人はかなり面白いと思います。

ゴーワクでは保養期間中の事故を未然に防ぐ為に、ボランティア参加する人で初回の人には必ず講習会参加を義務付けていますが、聞いてみると当然だなという内容。ある一定のハードルのように受け取る人も居るとは思いますが、ある程度説明出張対応するケースもあるみたいなので、ボランティア募集始まってから日取りあわずどうにも忙しい人は先ずは問合せをしてみるといいと思います。

政治が保養支援をするようになるには、なかなかすぐという訳に行きそうも無い現状。しかし、被曝は待ってくれない。大人なら個別の支援事業に無理の無い範囲で、必ず一つは関わるのが当たり前の世の中にして行きたいなと思っているところ。

今、昨年のゴーワクの写真展が下京区(寺町高辻上がる)のジョイント・ほっとさんで行われています。4月1日にはお話し会が行われるとか。是非都合つく人は、立寄ってみてくださいね。

【ゴーゴーワクワクギャンプ写真展とおはなし会】

2017/3/14 – 4/10

月11:00-14:00 火-金11:00-19:00 土・祝11:00-16:00 日休(4月からは土日休)

場所:ジョイント・ほっと
下京区寺町仏光寺下る美須元町534
tel:075-353-2145
*4月1日(土)14~16時 おはなし会(この日はこの時間帯のみ営業)

写真展についての問合せは、ゴーゴーワクワクキャンプまで。