2/3(金)に元明倫幼稚園にて開催された、あいこ先生の「ママとこどもが性のおはなしをするためのヒント2~小学生編」のイベントの話。いやはや、大盛況!大人こども合わせて、参加者50名くらい。自主企画でこれだけ人集まるのって、滅多に無い事ですよ。なんと熊本からの助産師さんも居て、ビックリ。昨日の京都新聞市民版にも出たので、ご覧になられた人も居たかもしれませんね。
今、本当に大事な「性」についての知識が、ちゃんとこどもに伝えにくい状況になっている・・と皆が危機感を持っている証拠だと思う。
先ず、意外と親である私たちが体(特に性器そのものや受胎、生理についてなど性に関するいろいろ)についての基本的な知識を持ってない!!
ということが、あいこ先生の話を聞いていると凄いよく分かる。
子ども産んだ事があるからって、ちゃんと知識があるとは限らないですね・・。
今回も会に参加して受精卵が出来る時に、ワ~ッと精子が大体一回の射精で一億ぐらい(昔は3億くらいだったらしいが、今は減少・泣)来たうち、卵細胞の周辺に辿り着けるのはたった100匹くらい。なんと人サイズに換算するとその距離、地球から月くらいまでの距離。さて、やっと卵細胞まで辿り着いても最初の精子が中に入れるわけではなく、何匹も突っ込んで精子の先頭の酵素で卵子を守っている膜がすこしずつ溶けていき、たまたま膜が薄くなったところに突っ込んだ要領のいいやつ?(とはいえ、ここに辿り着いた精鋭なのですが)が中に入れて受精。
ということを初めて!知ったわ・・最初についたヤツが受精できるんだって私、思ってた。受精卵になるのって、凄い奇跡的確率ですな。いのちが出来るって、ホンマ凄い事ですよ。
今の学校の「性教育」の状況についての話も聞きましたが、なんと「性器」の図解図を出張授業で使おうとすると、「なまなましすぎる」「淫靡だ」「わいせつである」ということで、まずOK出ないそうです。
なんやそれ。
どうやって説明するねん。
なんやしらんが、性交して子宮内でうまく受精したら赤ちゃんの卵が出来る、と説明できない状況があるらしい。
おかしいやろ。そこのところを「うにゃうにゃ」って感じで教えることになってるから、こどもは?と思って「ネットで調べる」→「暴力としかいいようがないアダルトビデオ系の性情報に触れる」→「性について恐怖感を覚える」という図式になってる。
スマホがデフォルトになった現代。もう小学校3年ぐらいになったら、勝手に起動させてYoutubeで動画見ちゃいますよ。実際に公園とかで大きいお兄ちゃんとかから「これ見てみろよ~」と遊び半分にアダルトビデオ見せられて、ショック受けてかえってきて、「お父さんとお母さんはあんなことしてるのか」と悩んじゃう子どもも出てきてるんですよ。こどもは、映像でみせられるとそれがホンマのことだって思っちゃいます。そういうものなんですよ。
会の最後の参加者質問で、京都でも小学生が妊娠しちゃっているケースが出てるのを知ってうわわ、と思いましたわ。
待ったなし、ですわ。
先ずは自分の子どもに「性交」によって精子と卵子が出会って、奇跡的確立で受精して、貴方の元が出来てきたんだよ。それは凄いことなんだよ、あなたは凄く愛されて産まれて来たんだよ。
ということをしっかり伝えないと。別に、性はいけないことではなく、チョッとはずかしいかもしれないけれど語ってはいけないことでもなんでもない。
アメリカの海兵隊は人殺しが出来るようにするために、入隊者には先ず最初に「自分は望まれて生まれてきた訳ではなく、性欲のなれのはてに生まれてきたのだ」という人格破壊教育を徹底的にするそうです。
今、自分自身を大切にしない人達が凄く増えてる、そういう点でも凄い危機感を感じる。
あいこ先生が、「いのちの大切さを教えて下さい」ってよく学校から言われるんですが、それもそうだが「あなたがだいじ」ということを先ず伝えたいのだ、と言われていたのが凄く印象的でした。
このシリーズ、まだまだ続く予定だそう。
今回のシリーズ最終はなんと、ダンスワークショップ。私は教室で行けませんが、私も知り合いのダンサー・ばんちゃん&俳優の辻野さんというゴールデンコンビ。内容は以下の動画で是非確認を。理屈ではなく体から感じて、そこからスタートする。凄く良さげです。オススメ!
2/7(火)10:00(受付)10:15-11:45 料金500円(こども無料)
場所:明倫自治会館ホール(室町蛸薬師下がる西。元明倫幼稚園)問合せ予約申込は明倫こども広場
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