週末の準備が気になる今日この頃。とはいえ、昨日は行って来ました同志社の寒梅館。

あの「霧の中のハリネズミ」のノルシュテインが来日、ジブリで有名な高畑氏と共に演台に登ってトークがあるということで、往年のファンとしては行かねば~ ということで。

元々同志社の学生さん向けのイベントですが、いやはや800席のホールの八割方は埋まる盛況ぶりでございました。友人が関係者だったので知ったこのイベント、拡散してる暇が無くてゴメンよ。

トークの話題はいろいろ・・どうも司会があまりの巨匠二人を前にうまく流れを作れない感じで、対談にはなってなかった(笑)。が、面白かったです。

ソ連時代にこのアニメが作られているというのが、なんとも凄い。
民営化して、とたんに大変な事になったのだとか・・あまりの手間にどうしても採算が合わない作品。何時の時代も芸術の資金源を如何捻出するか?というのは難しい。

最初にリマスター(というのかな?痛んだフィルムの修復済み版)した「霧の中のハリネズミ」と「話の話」の上映もありました。やっぱり大画面で見る映画はいいですな。

ノルシュテイン作品は単純にアニメーションの枠でくくってしまうにはあまりある芸術、でしょう。いろいろあるにしろ、パラジャーノフ、タルコフスキーを産んだロシア。文化度の高さはこの系列の流れをしっかり汲んでいるわ・・と思ったのでした。

修復版フィルム、12月31日から全国公開だそうです。京都は京都シネマで1/2から。正月のお出かけはこれだな・・と思ったのでした。皆様も是非。

京都シネマ今後の上映予定:https://www.kyotocinema.jp/next.php

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(絵はトーク中のノルシュテイン。美月画)