実は来月8月19日貴了館での染めワークショップは、夏休み子ども企画。言うの忘れてたけど。この暑い、しかも母的には魔の夏休み期間!に親子揃って楽しめる一日を提供しようという意図で計画です。

ワークショップ自体は一人参加でも申し込めますので、御安心を~家で染めに挑戦してみたいなと思ってる人は、参加すると一通り学べる良い機会と思いますよ!普段入れない貴了館にも立ち入れるし・・場所も凄いんですよ。

さてワークショップの子供向けプランの話。
子どもの恐ろしいのは、適当~なものは結構見抜いてしまうということ。所謂オトナの事情なんて了解してくれません。
ちゃんと準備しないとそっぽ向かれちゃう(汗)。

今回、ちょっと珍しい「藍の葉」をたたき染するというプランにしてみました!
今のところ、和紙に挟んで上からトントンする計画。

藍はフランク菜っ葉のヒューザさんからひょんなことから苗を分けていただいたのを、今プランターで育ててます。
最初今の時期しかできない、この「藍の生葉染め」のワークショップできたらな・・とふと思って苗貰ったのですが、よくよく調べてみたら染めるものと同じ量の葉っぱが要るのね。う~ん、プランター一個じゃ足りないな。多分。もっと沢山育てんと駄目だわさ。

藍は発酵させて染めないといけないので素人が手を出せる染ではないのですが、まさに今の時期限定で「水色」が染められるんですよ。しかも発酵した藍の薄い色よりも、生葉染の水色のほうが堅牢度は高いという不思議。
文献みると「万葉集」の水縹(みはなだ)、「延喜式」の白縹、中世の水色、水花・・・と古来より連綿と続く薄い青はこの藍染の薄い色か、臭木で染めた色だったという。

子どもに「ほんとうの青色の染め」、見せたいですよね。
そのまま育てて種をとって大量栽培して、来年企画するか??・・夢は広がります(笑)

今回は、序章的に葉っぱを使って直接染めるのをやります。

叩くと、藍の色素が紙又は布に移るんですよ。これは藍の葉っぱならでは。
葉っぱの量に余裕があったら、和紙の畳染めもしてみたいなと思ってます。

今和紙が手元に無いので、手元のさらしにたたき染してみました。

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こんな感じ。洗うと青く変化して残ります。豆乳処理してあったら、布でももっと色が乗りそう。たで藍、狭いところにぎゅうぎゅう詰めで植わっているから開催日まで元気で居てくれるか?先日見たら、連日の暑さにちょっと疲れ気味だったので、祈る心持。ワークショップの申込は、坊主かふぇ・おやこで寺子屋さんまで。

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