樹木希林さんが亡くなった。言わずと知れた、大女優さんである。

特にファンという訳でも無いが・・年齢を重ねるにつれ、輝きを増す稀有な人だなと思っていたら。これから素晴らしい演技が見れないのは残念であるが、天寿を全うされた方でもあったように思う。

追悼でFBで沢山シェアされてる中、見つけた2015年放映の「二人満蒙開拓団を語る 戦後70年 樹木希林 ドキュメンタリーの旅『父の国 母の国』」。特に後半の笑福亭鶴瓶さんとの対談動画が凄い。

戦争にまつわることで、愕然とする事実は本当に多い。

番組では語られて居ないが、どうしようもない貧しさからの脱却を目指して大陸に渡ったものの、戦争に負けてすぐ日本に帰れず旧満州に取り残された人々がどうなったか。

もの凄い飢餓。沢山の人が食べるものが無くて、亡くなっている。度重なるロシア兵からの収奪・暴漢に耐えられず、なんと結婚前の娘達は立場を問わず全て性接待の役割を担わされるシステムを在留日本人達は考え出した。食べるものがなくなると、ロシア兵の居るところへ送り込まれ、セックスを強要されたという・・嘘だと思いたいが、事実である。

事務員募集を掲げて台湾や中国で若い女性を事実上拉致し、日本兵からの性暴力を日常的にうける女郎役を担わせた従軍慰安婦の話も大概だと思ったが、戦争とはそういうものであるのだろう。

以前、とある集まりで「従軍慰安婦」自体をしらない30歳代のお母さんが居たので驚いた私。で、一応書いてみた。こういう基本的な歴史の事実は知っておかないと、本当にヤバイ。ちなみに証拠はわんさかあるにも関らず、日本は国として事実を認めず被害者保障は一切してません。台湾人はこの裁判の経過を国を挙げて注目していたので、先ず知らない人は居ないと思う。。

さて、樹木希林さんという人は、どうも居るだけで相手のホンネを引き出してしまう人だったようだ。

面白いので作業しながらyoutubeでいろいろ聴き流していると、とある有名映画プロデューサーとの対談も考えさせられるキーワードが沢山。ちょい端的にかけない内容なので、又違う形で記述したい。

なんだか、今あるのに見ないふりをして放置し続けている問題が、ブワッと出て来て「で、どうするの?」と迫ってくるタイミングなのだな。。と思うのであった・・。