最近、珍しく合間に読書。秋からの「坊主カフェ・親子で寺子屋」シリーズ開催に向けて、ボチボチ「思考習慣」の若干鍛錬、といったところか。

このプロジェクトでコンビ組んでくれている雪柳庵主人・かなこさんオススメの石原千秋氏著生き延びるための作文教室 (14歳の世渡り術)を読んでみた。

読んでビックリ、14歳向けですか!
かなり早熟じゃないと、ホンマのところは読みこなせんな・・。自分が高校生の時に出会いたかったで!!

という本。

著者である石原氏、とんでもないオッサンである。

なにせ、シャラッと「作文で良い点を取りたければ、採点する人が期待することを期待したように書かねばならない。くれぐれも、自分が本当に感じたことを自由に書いたりしないように」な~んて本の最初で言ってのけるのである。

そして、「個性的に見える」作文のやり方。を具体的に教授しているのだ・・。

こんなことをいう作文教本、まぁ、そうそう無いであろうよ。

著者は言う、学校空間はあるようなないような壁ーー”ガラスの壁”(文中傍点)に囲まれていると。そういう中で、どうやって生き延びていくのか。そこがズバリこの本のテーマである。

文章表現、これからの社会では誰もが必須になるスキルであろう。
其処のところを分かっている人に、オススメ。久々におもろくて且つ役に立つ本に出会った感あり。

生き延びるための作文教室 (14歳の世渡り術)
石原 千秋 河出書房新社 2015-07-28
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by ヨメレバ