ずっと自分の制作の話をブログ記載できていなかったので、納品からかなり時間経過・・やっと、報告(実は、もう次の制作が始まっている・汗)。
染織作家・吉田美保子さんのsomeoriyoshidaと「完全オーダー鞄制作のコラボ・プロジェクト」を初めて、まだ一年とちょっとぐらいかしらん?もう何年もやっているような気がする~~。
これ毎回、鞄の型からおこしちゃう!という採算度外視(汗)のプロジェクト制作なのですが、毎回楽しい。だって、組む相手が吉田さんだから。
どんな布が上がってくるんだろう・・と、毎回楽しみ。画面で見てた(いつも相当な量のお客様とのメールやりとりをしているのです)打ち合わせが、こういう形に!
という感じ。そして出来上がった布地を一番最初に見れるのは、この私。
これを役得といわずして、なんであろうか・・!!
ワクワクするね~ と毎回、取り組ませていただいていたのですが。
なんと、ある日。
「以前着尺(紬)の布を作られたお客様が、お揃いで鞄を欲しいと言われているのですが作成は可能でしょうか?」
という丁寧なメールが、彼女から送られてきたのです。
あら大変。いつも人任せ(汗)にしていた打ち合わせ含みで、直個人オーダー鞄の話。私に勤まるのであろうか。。
だいぶ冷や汗かきつつ、お受けすることに(大概、来た話は全てうける)。
今回最初の段階で、オーダー主である「あおさま」に直でお会いできて良かったです。忙しい中、わざわざ京都まで来て頂けて感謝しきり、、やっぱりその人の「雰囲気」が分かっているかどうかって制作するときに大きいんですよ。
あの吉田さんが苦心した「碧い着物」に合わせる鞄。
あの底から光り輝くような布にあわせるのなら、マチ(鞄の横サイドの部分)はニシキヘビやな~~ と予感していたのです。
あおさまは驚いておられましたが、打ち合わせの時にお持ち頂いた「碧い布」と並べてみたら、ピッタリ。
底と持ち手は茶色い革でという要望。仕事ができるキャリアウーマンのあおさま用、全体にシャープな感じで仕上げたい。黒に近い焦げ茶のヌメ革を使用することに。断切りコバ蜜蝋仕上げ・手縫いで作成することに決定(ああ、マニアック。。どちらかというと男物の革が好きな人のテイスト)。
ということで、デザインもシンプルだし大きさもそこそこある。うっかりすると男物っぽくなるし、どうするか。
う~ん、ギリギリまで持ち手を華奢にするか。。ちょっと、やってみたかった技法(突合せで丸く仕上げるやりかた)をやってみたいんですけど。。とお話したら、OKの返事。
試しに、在庫のヌメでやってみた。こんな感じか?
で。本番の焦げ茶のヌメでやろうとしたら。
固い。半端なく・・・全然筒状にならん(大汗)。
で、インスタでもぼやいていたように、持ち手一本を丸々3日(少なくとも@10時間超だったはず)以上かけて、ひたすら裏を削る暑い夏を送り・・
型入れしてみた(実は、その前に3本失敗している)。
祈るような気持ちで穴を開け、あみあみ。
本体の布の方は、あまりにも薄いのでキルト芯を挟んでボンディング。
嫌味でないように3mm幅ステッチでビッシリ。のちのち解体できるように作るのがポイント(通常、鞄職人さんは厚み欲しければ、何も考えずノリでべたっと芯に貼り付ける)。まぁこういうのは帽子で散々やってるので、別に苦でもなんでもなし。
蛇は、大体で裁断(荒裁ち)してから、型紙サイズに切り回し。
柄の中心をずらしたほうがいいことに、この段階で気がついた。。ちょっと冷や汗(貴重な高級材料、あとがない)。
と、紆余曲折を経て完成。
いろいろ本当に勉強になりました~~
実は、先に吉田さんのブログに記載して頂いています。この碧い布の制作過程含め、興味ある方はそちらをご覧下さい→あおさまの鞄(染織吉田)
コメントを残す