昨日、上京区の新しい街づくりを考える場である「上京MOW」に行って来ました。夜だし子連れになるし、どうしようかと思ったんだけど。この会どういうものかというと、簡単にいうと私もチョロチョロ参加させて貰っている上京朝カフェの拡大版と言った感じ。
いろんな人来てます。ず〜っと地域活動している人から、私のようなよう分からん(笑)人まで。今回は導入として、上京の地域活動で面白いことをしている3名の方(松本修一氏・石崎立矢氏・冨家裕久氏)の鼎談を聞いてから、参加者が4名グループになって自己紹介→共通のテーマでブレーンストーミングするというもの。
自己紹介を端的にするというのはけっこう難しいですが、これも慣れですね。殆どが上京区在住者の会なので、最初に学区(出ました!)と名前を言ってから所属というか何の活動をしているかを3分以内ぐらいで言ってスタート。
急遽、会の最後に簡単なグループ毎のまとめ発表をする事になって、グチャグチャではあったもののイロイロ聞いていると、世代は違っても皆同じ問題認識を共有しているのが分かったかな。
皆、世代交代しなくちゃとは思っているものの、どっから手をつければ!と思っている。
京都市内でも特に保守的と言われる上京と中京。上京は西陣織の機元さんが軒を連ね、一時の繁栄度合いは30年前のバブルなんてメじゃないくらいだったらしい。上京の旦那衆は上七軒で遊び、中京の旦那衆は祇園で遊ぶ。千本商店街も凄い繁栄?していたという話を70歳代のお客さんから聞いたことがあったが、それって多分50〜60年前の話。
織ったら飛ぶように売れた着物の時代も終わって、次どうするかこれといった手が打てないままズルズル今に至る。皆、基幹産業が多分このままでは10年くらいで消えちゃうから、それを基盤にした町家や地域構造そのものもそっくり機能しなくなるのには気がついている。
地域の役員、40年はやってるのがザラと聞いてほんまに驚く。子供が登下校の時に親が見守りに全員交代で当番に入らなくて済むのは地域の人の地道な支援の賜物なのだが、親自身が地域活動に参加してなくて、それ恩恵自体になかなか気がついていない。
PTAが地域のつながりの入り口だが、今は子供を持たない夫婦やシングルの人も多い。又、全体にPTA活動も内容が多すぎて核家族共稼ぎがスタンダードの今、仕事自体が担えない分量という問題も…
マンション住まいだと自治会自体に入れない、というのも多い話らしい。ずっと上京に住んでいるのに地域活動がどこで行われているか知らないので入りようもない、という人の方が気がつけば住人全体の中のボリューム多くを占めるようになってきたのでは?という気がする…地域社会の形をそっくり変えないともう回らん時代になったね。
SNSなんかでPTA自体の問題がよく取り沙汰されてますが、今受けている恩恵が見えてないと面倒なもの、としか感じられないところに行きがち。確かによく分からんピラミット構造があるみたいなので、そこらへんの改革は現役世代の課題だなと思ったのでした。
(写真はタオルマンさんの素晴らしいビジュアル化された会の内容記述。絵入りマインドマップはこういう場の振り返りに凄く役立つ。区役所一階に掲示したら面白そう)
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