学び、についての話。

昨日も授業(洋裁教室コモノ)で、又違った観点で「教えること」について考える日であった。

お客さんホンマに来るかな~~ と、いぶかしがりながら3年ほど前に始めた(宣伝ウェブだけ・・怠け者で特に教室に関しての専用ブログとか全く記述してない)のだが、ボチボチやめようかなと思ったら予約が来る、という不思議な感じで継続。ありがたいことである。

時々、本当に「小学校?以来かな、ミシン触るの」という人が来てくれる。

お互いに新鮮。

ウチは、素人用にお茶を濁すような「初心者用キット」は用意してない(言えば無料で利用できる型紙は出てくるが)。何故なら「自分が欲しい物をつくる」からスタートしないと、結局何の学びにもならないからだ。

前提として、布(又は革)を素材として使って物を作る、という事は決まっている。

作りたいものの形を決める→製図をして(型紙作り)→材料を入手して→裁断して→縫製をする・・という一連の流れを横についていて、いろんなバリエーションがあることを教えた方が全体が分かりやすい。

完成形をイメージし、そうするためには何が必要なのか?

を随時考えていく作業。ともいえる。どうしたいのかが明確でないと、型紙はひけない。縫い代は縫製の仕方によって寸法が変わるし(多い分には切っちゃえばいいんだけどね)。

よく「デザインする」というと、見た目の形だけスケッチされたものと誤解されがち。であるが、本来は「一連の流れ(作業工程とそこに使う時間も)を分かった上で全体を考える」ことを言うのだ。。

現代人は一人で全体を担ってみる体験をしたことが殆ど無いから、全体を設計する視点そのものが普段の生活の中であまり無い様だ。
多分、会社では誰かがやっている筈なのだが、大分上のほうのポジションに行かないとやらないのかも。パーツの作業を正確に担う仕事人員が圧倒的に多いだから、それはそうか。

だから、ウチに来るお客さんはかなり奇特な方ばかり。。と言えなくも無い。初心者の方ほど、「いや~~普段、使わない頭を使うことになって新鮮です!」という感想を述べて帰られる。

今時、なんでもPCなので、日常に定規さえ持つこと無いみたいですね。

手で何かを作る、から考えて、ものごとを構築する習慣を取り戻していきたいな。洋裁教室は、そういう学びの提供をしているのかも。。と思ったのでした。

 

 

 

近況
zembayashiをフォローする
服飾作家ぜんばやしの贅沢な自給自足的生活

コメント