昨日の講座は最高に面白かったです。今回は、眠くならなかったぞ~~(1・2回が猛烈に眠かったのが謎)

何故か受講生も前回より多数。この講座は月一回を3回区切りの開催なので、初回はどうしても前提の話が多くなる。今回はそこは無しでかなりつっこんだ内容だったから、面白みも増したのかもしれません・・

講師の野口裕之先生は野口晴哉師の次男。勿論、薬・西洋医学的処置は一切使わないという特殊な環境で育った方ですが、パッと見は普通のおじさんです(失礼?)。若い頃はお金使いたい放題ということで洋服にも相当つぎ込んだお洒落さんだったらしいですが、あるきっかけがあり、着物のみに変更。板についた着物の着こなしが毎回素敵で気になるのでした(職業柄ね)。

さて今回の話は所謂世間一般で言われる「学術的」な身体と、実際のところの「日常的」身体の捉え方の違いについて。

「学術的」身体というのは、要するに「科学的に捕らえる人体」ということです。定量化し、数値化できるからだっていうことですね。
これは、突き詰めていけば身体というものを「生きているもの」として捕らえるのではなく、ある刺激に対して反応する物体として考えるということでもあります。最近のバイオテクノロジーのやろうとしていることなんて、そういうものの最たるものです。

しかし身体を「実際」のほうから見てみれば、科学的には「ありえない」ことばかり。

その「本当のところ」、の手がかりというか・・そういうものを扱って居るのが整体の世界だと私は思ってます。

昨日は、後半のワークで相手して下さった方がフェルデンクライス・メゾットをずっと行ってこられた方だったので、凄く学びが深いものになりました。

ペアで「型」を学ぶのですが、日本の「型」というのは相手を拘束しません
拘束しないように相手の身体の一部を押えたり支える、というのがメチャ難しい!

相手の方が「がしっと捕まえられているように感じる!」とハッキリ言って下さったので、いろいろやってみて、ハタと気が付いた。

押えたり支えたりする私のほうが、完全に自然で緩んで無いとダメ。

力が抜ければ、ちゃんと型が出来る。これが、凄い大発見。背中の愉気で、背骨が緩んで動く感覚も、初めてやっている側として体験!しましたよ~~(ちょっと感動しました)

そうか、先ず自分を整えよ、ということはコレなんだ!ということが実際に体験できた貴重な機会でした。先ず、自分が「本来の自然」の状態になって動けば、連動して相手も動いていく・・

奥深し、日本の文化。

ワークから体感して学んでいくので、凄い面白いです。興味がある人は下記リンクからどうぞ。

身体教育研究所