8月「お金」をテーマに雪柳庵企画・子どもワークショップをすることになったので、いろいろ勉強開始。毎回この仕込が大変。。

うち(雪柳庵)じゃ、フライヤー印刷する企画の場合、適当に講師呼んできて喋らせて終りではない。前準備でガッツリ本も読みこむし他所さんがやってるイベントとか、近い分野の発信もくまなくリサーチする。

フライヤーとイベント告知が先なので、全く金融関係に関して無知だが何とか宣伝文をひねり出し(笑)、作成。
先日、何箇所か設置お願いに行ったんですね。そしたら、とあるところで受付嬢に危うく断られそうになった。「こういう内容のものは問題があるので、ちょっとおけないと思われるのですが」と。

そこで、逆に私の方が理解。

「お金」の話となると、まずは怪しいものと考える日本人のメンタリティーがあるらしい。変な金融商品の勧誘に紐づいていたりとか、そういうものを多分連想されたのだろうな~~と(あくまで予測)。

ちょっと待てよ、と思ったので、立て板に水状態で企画コンセプトを説明したら「検討します」の回答だったので、預けてきました。

先日の金融庁の発表もあるように、もう個人個人がお金の話は考えないで済まされる世の中でもないでしょう。今や政治関係の誰か賢い人が解決してくれる、という訳でもない。

上記のような一般的日本人の「(金融に関して)分からないから考えない」のメンタリティーがここ数十年育んだ物は何か?・・結局のところ、蔓延する将来への不安以外のなにものでもないでしょう。

我々は、どうなりたいのか?を考えて、即手を打たないといけない段階に来て居るのですよ。もう、とっくの前に「労働集約的工業化社会である日本」という戦後日本に掲げた コンセプト カードは、有効じゃなくなっている。

変な話、このイベント企画は実にタイムリーな内容だ!と、宣伝しはじめて気がついた(笑)。

この社会を把握するのに、「お金(金融)」というものをキーワードにして紐解いてみれば、全体が良く見渡せるのではないか。

我々は世界の基本(現代社会全体の構造)をよく知る必要がある。かなり社会主義的とはいえ、日本は資本主義国家を選択しているのだ。でないと大事な自分のお金、うっかり専門家を自称する誰がしか任せにして、大変なことになる可能性もあるで。

さて、リサーチしてたらウェブ上で面白い記事に出会ったので紹介したい。

フォーブス(ビジネスマガジン)の中の、0歳からの「お金の話」連載シリーズの最初に「日本の子供に金融教育が必要な理由」というタイトルで記事掲載したら、「金融は危ない」という反応が結構あったらしい。

この記事著者が「子供向けの金融教育、いったい何を教えるべきか?」のページで書いておられるように、「金融=投資」と考える人が多いようだ。確かに、その側面は含まれるのだがそれだけじゃないよ。。

何でもアメリカが良いとは思わないが、この人の記事にあるように20年ほどで個人の資産形成にこれほど差がついた理由(アメリカは日本の5倍だそうな)のひとつに、基本的な金融知識のあるなしが関係しているのではと思う。

いろいろリサーチしてみると、やっぱり「今」、子どもの金融教育はしておきたい段階に来たな~と思いますね。

アイキャッチ画像は、今話題の金融庁HP「小学生のみなさんへ」のページの「財務大臣になって予算をつくろう!予算作成ゲーム」の中から。

もう大人に言っても埒があかないから、もう子どもたちよ考えて。

・・という声が聞こえたのは、私だけでしょうか。。