記述が前後しましたが、1/25(金)に行った「ふだん着物着こなし講座」の開催報告。今インフルエンザ猛威ふるってますね。バタバタとあちこちで病欠頻発。講座に申し込んで頂いた方も身内の看護で欠席の方重なり、今回おひとりさま参加で開催。

今回の参加者さんはふだんに着物を着られる方だったので、フリーで随時質問していただきながら、着てみるといった感じで行いました。

襦袢の襟の抜き加減について。写真で見ると分かりにくいですが、「え!こんなに抜くの!?」と思うぐらい抜きます。 私もレクチャー体験した時に思いましたよ。。

これが上に羽織ると何故か詰まって、いつの間にか襟を抜いた分が無くなるんですよ。不思議だが。
長着を羽織ってから再度、裾めくってしっかり襟を抜くのが大事なのですが、こういうのは加減を体感してもらわないと何とも説明しがたい。

何でも、「実際にやってみる」が大事ですね。

何回か講座開催してみて、親や親戚からの御着物を受け継いだがどうしたらいいか?という問合せが実に多いことが分かって来ました。

今回の参加者さんが、お母様から受け継いだ丸帯が素敵。しかしコーディネートを誤ると、単純に古臭い「間に合わせの物」を使っているだけにも見える危険も。

今回も貴了庵にて開催だったので純恵先生に教えていただいたのですが、着物は一旦解いて仕立て直ししてしまえば、かなり古いものでも新品同様になるそうです(ただし、勿論それなりにコストもかかる)。

だから受け継いだ着物は先ず、「その着物(帯)を自分は本当に好きなのか?」というのを考えて、最初に選別したほうがいい。

手間をかけるべきものはかけて残し、自分は要らないのであれば人に譲ることを考える。持っているだけでも、必ず虫干しはしないと駄目になっていくので、管理も大事。。

基本的な知識がない人の方が多くなってしまった(私も主宰ながら、毎回勉強させていただいています)ので、今着物自体が危機に瀕している感じ。なかなか、難しいものです。

さて前回のブログに記載したように4月以降雪柳庵プロジェクトは、こどもの教育関係の内容の発信を始めます。ですから、この「ふだん着物着こなし講座」の入門編的なこのシリーズは2月3月の講座で一旦終了。

次回2/18(月)10-12時の講座は、初の出張企画(といっても、斜め向かいなのですが)。西陣町屋の旅館・東籠さんにて行う事になりました(問合せ・申込は雪柳庵へ、開催場所への直接問合せはご遠慮下さい)。

女性五名限定・初回の方は要申込です。
参加希望の方は、yukiyanagian@gmail.comまで「住所氏名メール電話」を添えてご連絡下さいませ。

→腰紐三本で着こなす 京女風ふだん着物着こなし講座