前回ブログに藤原和博氏の講演会の動画を貼り付けたが、皆さん聞かれましたか?これを聞いてハッとした私。

小学校3~4年になると、学習の内容に抽象概念が多く入ってくる。ここで内容が分からず落ちこぼれた子は、途端に勉強についていけず、坂道を転げ落ちるように劣等感に苛まれて意欲を失いどうしようもなくなる可能性がある。

しかし残念ながら実際、現場はそれに対応できる状況ではない。という話。

・・まさに、ウチの子の話ではないか!

2年後半から理解度が怪しくなり、補習授業に参加してるのにも関らず効果なし。勉強理解できず→面白くないからやる気がなくなる→学校行きたくない→さらにやる気無し のマイナスのスパイラルや。

運動の世界でも、昔ながらのスポ魂の「ひたすら練習&耐える」トレーニングは効果が無いことがやっと知られてきたが、勉強の世界も同じでは無いだろうか?

しかし今現在の公立小学校で行っている勉強の仕方の考え方は、取りあえず「頑張る」方式のような気がする。時間ばっかりかかって、結局効果が上がっていないのだから、やりかたが間違っているのではないだろうか?

で結局「やる気」だけが無くなる方向へ、いってしまうのであろう。

しかし必要とする能力をつけるためには、どういうやり方が効果があるか?上手く行かないとすれば、何が障害(つまづき)になっているのか?

というところから分析して一番その人にあった学習プランを作り、その人に合ったペースで学んでいけば、大変ではあっても基本、学ぶことは楽しい筈。

傍から見たら何が楽しいのか!?ということでも、自分で試行錯誤して「できた!」という喜びは、かけがえの無いものだ。

実際、本人がやりたい(又は必要)と思わない時に、無理やり勉強させようと思っても無駄だ・・わが身を振り返れば、すぐに分かるではないか。

只単に個人作家としての技量を磨きどんなに良い作品を作っても、絶対生き残れない!と悟った2000年当時から、パソコンの使い方から始まりHTML言語→ワードプレスでのWebページ作成、画像ソフト(イラレ・フォトショ)利用、動画編集ソフト利用も全部独学だ。殆ど何を書いてあるのか全く意味不明(2000年当時のPCの説明関連書は最悪でした)の本を乱読するところから、スキル習得してる。

最低限自分の仕事を回すのに必要だから、必死で学ぶわけだし。外注するにしろ、その世界の概略を知っておけば効率よく他のパートナーとコンビを組める。

これは私の考えであるが、子どもの教育で最低限クリアしたい目標は自分で自分に何が足りず、「今」何をすべきか?を瞬時に理解できる力・行動力をつけさせること。

自分の中に身につける必要がある何かのスキルであれば、良いコーチを探し出して学べばいいし、何かを達成する為のスキルで自分がやらなくてもいいことであれば、その部分はアウトソーシングできるようになればいい。

小学校3年の今の段階で基礎学力(基本的な言語能力と計算)をつけておかないと、次の自主学習可能なステップにすすめない。

結局、私は教育関係についての基礎知識は殆ど無いので、ずっと優秀な家庭教師でもあった雪柳庵パートナーの板倉に相談(アウトソーシング)することになったのである(つづく)。