久々のダン先生の講話受講。まぁ、レア中のレアですね・・整体の世界を彷徨った挙句、辿り着くところというか。ある程度、受講者は野口晴哉本読んでる前提になるので(新規受講可の1・5・9月以外は)、逆に内容が濃くて面白い。
今回のテーマは「息」。
いや~ ずっと晴哉本で「背中で息をする」ってあるんだけど、良く分からんわ・・と思ってたんですよ。。バッタバタの日々の中、そうそう自分の身体に向き合えてないですね、実際のところ(それが基本のキなんですが・大汗)。
そしたら、今回すごい具体的な講座のワークをすることに。驚き。
ダン先生の凄いところは、根本的なところへの疑問をず~~っと持ち続けて考え続けておられるところですね。普通の人は?と思っても、なんとなく「まぁいいか」で過ごしちゃって、結局やるべきところをやらない人生になるのだろう。毎回襟を正す感じ。
整体の世界を知ってる人は皆知っていると思うが、「呼吸の間隙をつく」のが整体をするときの重要ポイント。が、この「息を吸いきった」「吐ききった」時って、世の常識判定と実際の身体の状態とが違う。
よくレントゲン撮る時みたいに、「ハイ吸って~ 吐いて~」って腹式呼吸やっても、実は身体に息が入って整うわけじゃない。正坐して、腹式呼吸やってる人を横から押したら、グラグラ。全然ですがな。
困ったことに当たり前のように「呼吸の間隙をわかっていた」晴哉先生、これをちゃんと伝える前に他界。結局、晴哉センセは天才だから。。と大分なってたが、いや、何も規範が無いわけじゃないだろう・・と考え続けたダン先生。
そこで、「呼吸」と「息」を一緒に考えるから、ややこしくなってるじゃないか!?と気がついたとか。
やっぱ、内観です。
自分の中の息の動きを、見つめるんですよ。そして、息を一点にまとめていって「気」にしていく(これそのままズラズラ書いても、基礎知識無いと??だと思うので割愛)。
いや~~ ほぼ素人同然の私のような公開講話受講生にも、直で教えるんや!と、驚きです。極意中の極意。
もう指導者に教えるより、興味ちょっとでも持ってる人に分け隔てなく教えた方が早い、という風に最近は考えておられるのかもしれない。。
子育てネタの話も有難かった。
幸せな体験は、記憶に残らない。思い出は、すべて不幸か不思議に思ったことだけ。幸せな体験は「同化」してその人の血肉になり、不幸な体験は「異化」して頭の片隅に残り、それを同化しようとする活動の原動力になる。
激しく忘却力が高い10歳ごろまでに、どれだけ幸せな体験をさせるかが大事。。
うん。常に学んで実践することですね。と思ったのでした。
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