友人がFBコメントで着物の専門用語がさっぱり分からん~書いてくれたので、そこらへんを含めてこの先は記述をしていこうかと。

前回書いていた「長着」というのは、要するに一番上側に着てる着物のことです。
男性は対丈なので、そのまま着物を纏って帯結んで終り(注・対丈とは、着物の丈が身丈と同じの長さのことを言う。引きずらず足首までの長さ)。
でも女性は着丈長いよね。。「おはしょり」という帯下にたくし上げる部分を作って、その上から帯を結ぶんで着る。これが、普段着物を着ること(着付け)を難しくしているような。。

しかし!調べると、おはしょり作って帯結ぶ着物の今の着物の着方、って明治からなのね。

意外と歴史、短い。せいぜい150年あるかないか。着物って室内では裾引きずって着てて、外出時はシゴキとよぼれる紐でたくしあげた分を帯の「上から」縛って着てたらしい。

調べてみると、いろいろ面白いことが沢山。写真とかで見る(参・江戸時代 小袖の変遷)と、あんまし格好良くない(笑)。で、先に入れ込むようになってきたのかもしれない。

で。ふと考える。別に、女性も対丈でええんちゃう?

というか・・広幅の帯締めて、実際のところ日々の労働は厳しいやろ。半幅帯か、細帯でもよいかも。生活着なんやし(ただ単に、普段にわざわざしんどい・着るのに大変な格好をする必然性があるのか・・?)。

そして。自転車には乗りたい。京都市内で生活するなら、必須ですな。

となると、下はやっぱり袴(足首細くなる野袴タイプ)着用ですね。まぁ実用的なこと考えると、もんぺ履くか?になるのですが。う~ん、機能的ではあるだろうが、戦時中みたいになるのも嫌だな。。

ウエストは作務衣とかもんぺみたいに、ゴムじゃなくて紐でしばりたいのですよ。

・・・となると、どうなるんだろう(自分でつっこむ)。

下に半襦袢着て、上に長着着て、細帯腰で結んで、野袴履く。という身体教育研究所で皆やってるスタイルは、男性にはいいんですよ。袴の下はふんどしはいておいて、野袴に前開き作っておけばいいんだし。

女性が同じ格好だと、どうもバランスいまいちなのよね。そして。。トイレが大変になる。袴脱がないといけなくなると、紐凄い長いのだ・・・。

男子の格好を女子がしてもイマイチなのは、からだのつくりが全く違うから、当たり前なんだけど。腰の深さが違うもんな~~昔、ヌードデッサンで描いたから覚えておるが、骨盤の形全然違うものね。おのずと衣服の形が違ってくるよね。

というところで、振り出しに戻る感じ。

う~ん今考えて居るのは、半幅帯を長着の腰のところで結ぶ着方をスタンダードにして、着物に慣れる。外出る(自転車乗るとき)は上から野袴履くといったスタイル。半幅帯を腰で結ぶ着付というのは、白洲正子サンが桃山時代の日本人の着物の着方だったということで紹介してたのを覚えてたんですよ。自分が着物着るんだったら、これやな~と昔おぼろげに思ってたんだけど。

ということで、手持ちのもので着方の模索スタートしたいですな。着て動いてみないとなんとも言えん。

思いがけず長くなったので、半襦袢作成に関しては次回記述(続く)。

*写真は資料本から。平安時代の庶民の格好(直垂)。意外や今の身体教育研究所の稽古着スタイルに似ているのにビックリ。これがのちのち、武士の礼装のスタイルにつながっていったらしい。