相変わらずバタバタとしているが、ついに金曜午後から文字通り身動き取れなくなった。
大人しく土曜は丸一日何もせず布団に潜っていたら、無事リカバリ。
流石にこの歳になると、「駄目パターン」は把握しているので、流れに素直に従うことにする。

日曜は朝から糺の森の左京ワンダーにてあちこち知り合いの店に顔を出し、持てる分だけ食料調達。京都の良さはこの「狭い感」ですな。やっぱり知ってるところで買い物したいんですよ、歳かもしれんが(笑)。皆さん現在に甘んじることなく批評を受け付ける度量がある面々。やっぱし飲食で個人&家族経営はホンマ大変、そういう店が沢山ある京都市って魅力的。昔、ロンドンに居た帽子仲間が最近チェーン系の店ばっかになってつまんなくなったってこぼしてたな~ 地域力やなんやかや言っても、ホンマこういう個人で事業やってるところに上手くお金まわらんようにならんと始まらない感じ。

午後からは娘が千本六斎念仏の空也堂奉納出演だったので、早々に下鴨から立ち去り移動の途中に気になってた熊本食堂に立寄る。滞在15分くらいしかできない設定だったので、さくっと説明聞けた緒方エッグファームさんのオメガ3卵というのが美味しそうだったので購入。亜麻の種を食べさせているらしいが、油だとあっというまに酸化するオメガ3、卵の形だと保全しやすいそうな。今日朝食べたら美味しい卵だったよ、どっか京都市で定期扱いしてくれるところが現れるのを期待。

無事六斎の演目終えた後、時間あったのでかえりがけにYDSさんにて安齋さんの黒陶の作品を拝見。手の込んだ精緻な仕事ぶり。不思議な質感。丁度作家さんもいらしていて、少し質問できたのがあり難かった。花器が手ごろに小さくていい感じ。どれも素敵なんだけど今自分は大幅に家中のモノ減らすモードで、不思議に生活回す日々の中無理しても買う感じじゃないのが残念。開始二日目にしてごっそり購入の客に遭遇、会期後半展示物無くなって困るんじゃないか、とふと思う盛況ぶり。相変わらず高橋さんのセンスの良さに脱帽。

話変わるが、やっと辰巳芳子センセのスープ日乗 鎌倉スープ教室全語録読了。娘産んでからあの有名なスープの本あなたのために―いのちを支えるスープに出会って娘が1歳頃に一通り作ってみたが、どうもイマイチ掴めない所が氷解しましたよ。凄すぎて恐れ多い感じの辰巳センセですが、この本は有名なスープ教室の記録書き起こしなので細かい「ちょっとしたこと」がちゃんと全部書いてあるんですよ。この本は「買い」ですな、実は最近本も増やしたく無いので一度図書館で借りてから買う感じなんですが、珍しくオーダーしようと思ってます。

やっぱ、日常に出汁とれなきゃ駄目ですな。という結論に至る。

ここのところ、いろんなこと組み立てなおし。

結局、自分がどうなりたいのかを絞り込むのが難しい。憧れのあの人、というのがあればいいんだけど、そういう人を見出すのが難しい時代になりましたよね・・。日常を共にするパートナーは欲しいが、多分自分の目指すところがまだあまりにも茫洋としてるから未だハッキリとした形で間の前に現れないんだろうな、とは思う。晴哉先生の「念ずれば現ず」はホンマのことで、占いとか判定とか法則とか肝心かなめのところでは要らんわ。ということにぐるっと回って立ち戻ってきた気分である。