昨夜、政治の勉強会に行って来ました。ママさん対象の、まさに手作りの学ぶ会。

今回の参院選は改憲が争点ということになっていて、改憲派は戦争のできる国にしようとしているようだが、それに反対をするにはどうしたらいいのか分からない。

何だかもやもやする~~ どう行動すればいいのか、学びたい。

といった人達の集まりでした。ゲスト講師は、守田敏也さん。脱原発系のジャーナリストで、非常に論理的に問題提起をされる方です。

昨日書いたように、京大病院での火災事故による放射能もれがあったので、出かけるか少し悩んだのですが、行って良かったです(ちなみに今現場は0.1μSv/hなので、わざわざ行かなければ大して問題ないと思われる。今日マスクつけていったにも関わらず、娘はやっぱり朝鼻血出したけど・・)。

さて、守田さんの話は実に論点がすっきりしたものでした。

改憲派は、「自国に軍隊を持つと、どういう社会になるのか」ということを理解していないのではないか?

というものでした。先ず、軍隊というのは、軍人を養成しますよね。

軍人というのは、人殺しが出来る人です。普通の人が召集されて鉄砲持たされても、敵を目の前にしても発砲できないものらしい。実際に、第二次世界大戦では民間人が召集されて戦地に行きました。でも、実際に発砲できたのは二割ぐらいだったらしい。

人としての、まともな感覚が人殺しをセーブするんですよね。

ですから、軍隊に入隊すると先ずなにをするかというと、徹底的に人格を破壊します。

自分の「母親像」というのを、抹殺します。自分が愛の結晶として生まれたわけではなく、卑しい性欲の果てに偶然生まれてしまったものと心理教育する。

次に兄弟の否定、地域愛の否定・・破壊への欲求で満たす為にあらゆる心理操作をするのです。
性的スラングの絶え間ない連発。愛と許しの完全否定を刷り込む。
その後に、実際の人殺しの方法を教える。

こうしないと、そうそう命令されたからといって、人に向かって弾撃てるってもんじゃないんですよ。

実際に海兵隊の教育で何が行われているか、を再現する形で告発している映画の一部を5分ほど拝見。本当におぞましいものでした。

実際についこないだ、元海兵隊員が沖縄で20歳代の女性をレイプし、惨殺して放置した事件がありましたよね。

こういうことが出来る人を量産するのが軍隊です。日本は戦後70年経ってもアメリカに占領されている国家ですから、沖縄にはこういう教育をうけた海兵隊員がわんさか居ます。全海兵隊員の4割駐留しているんだったけ・・(うろ覚えですみません)

軍隊の中でもレイプ事件は常に絶えず、女性隊員の3割、男性隊員の約半分(だったっけ)もレイプされている。かなり勇気を振り絞って告発しているだけでもこれだけの数。多分実際は殆どと言っていいんじゃないかと予想される。

こういう世界に居たら、退役したからといって普通の社会に馴染めないのは容易に想像がつくでしょう。大体戻ってきた兵士はすごいPTSDに悩まされる。路上生活者になる人も多い。約半数がインポテンツになる、犯罪者になる・・治安の悪い・生産性の低い社会になるのは目に見えてますよ。

自民党を支持している皆さん、これ、分かって投票しているんですかね。

戦争できる国になったからといって、ろくな事は一つもない。私はそうおもいますが、皆さんは如何でしょうか。