来月草木染WS準備の話の続きです。
木綿の浴衣布地(手ぬぐい布)は、ちゃんと下準備しないと繊維に色が入っていかないことが分かったので、いろいろ調べてみました。
まずは、布自体の汚れをとり、吸着を良くするための作業(精錬)をする。木綿の場合、炭酸ソーダとかソーダ灰とかを使うらしい。本によって、ちょっと違うが沸騰してから40分~一時間とか、とろ火で2時間とか書いてある。
う~ん、そんなに本気じゃないしな。それに、ガス代も気になる。
古代からの染色技法だと、藁灰を作ってそれで下処理(灰汁練り)をしていたようです。織物が各家庭で普通に行われていた頃の話。多分、田んぼとか畑の片隅で農作業しながらやったんだろうな。
家庭で簡単系のマニュアルだと、布を中性洗剤につけると大体書いてある。昔、芸大の染織棟でろうけつ染めさせてもらったときは、モノゲンを使った記憶が。合成洗剤が多そうだ。
しかし、わざわざ買いに行くのもな~(普段使わんし)。
・・・ということで、折衷案を今回は採用してみることに。
ナチュラルクリーニングを知っている人なら御存知、酵素系漂白剤を使った煮洗い。粉石けんを煮とかした湯に、酵素系漂白剤を入れてアワアワにしてグツグツやると、布巾の汚れ・匂いもスッキリ!というあれです。
酵素系漂白剤はアルカリ。ソーダ灰もアルカリなので、まあ似たような作業?となることを期待しつつ作業。
今回、手ぬぐい2~3本をテスト処理なので、3Lほど湯は用意して粉石けん・酵素系漂白剤両方とも大匙2としてみた。グツグツは15~20分ほどで、蓋して一時間放置。今気温高いから、ずっと加熱しなくても大丈夫だろうという判断がどういう結果となるか?
ついでなので、普段使いの布巾の除菌も二回目に行ったあと、洗濯物と一緒に普段のお洗濯で水洗、脱水。それで精錬の変わりにして、干して最初の作業は完了。
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