本日午後、関西の保養キャンプ6団体さんが集まる会に、行って来ました。
ここ3年は移住直後から既知の「ゴーゴーワクワクキャンプ」さんのお手伝いにちょろっと夏、参加させていただいています。が、他は「びわこ1・2・3キャンプ」と「明石であそぼう!たこ焼きキャンプ」の名を知ってるぐらい。他、どんな団体さんが居るのかな?・・という興味だけで参加してみたのです。
参加してみてビックリ。いやはや、WSとしてもクオリティ高かったです。すごい勉強になりました。
・・思い返してみたら、そりゃそうか。公的支援も全くなく自主運営で資金を集め、福島又は関東から人を迎え一緒に団体生活をする。それを毎年継続して行うのって生半可な覚悟で出来る事じゃ、ありません。
勿論、キャンプ自体を行う経験から 培われた実力。というものもあるだろうし。 全国で次々保養キャンプが中止される中、関西に限っては主要団体は今のところ7年間はどれも廃止はなく継続しているそうです。凄いことです、ホント。
WSの大枠の流れは、こんな感じ
1現状の問題把握→2理想(夢)はどんな状態か?→3今出来る事の洗出し
とにかくグループになって端的に「文章化して」、まとめようとしてみる。これ、凄い大事。一人で考えると、ぐるぐるしちゃいますが、30分ぐらいでなんとか発表を目標に考えてみる。それなりに出てくるもんです。
いろいろ出てたんですが、「保養という言葉が必要か?」という問題提起自体がされるのが面白かった。以下は、WS終了後のまとめ。
一般に福島を中心としたエリアに在住する人が「保養」が必要、という認識はタブー事項となっている原状がある。
復興が出来ない恐れから、 事実を認めることは差別の問題に繋がるとして、汚染 ・放射能 の影響自体を認めない。という社会的構図を「政治が意図的に作った」ために、自分の健康を守る為に行う当然の権利が得られない。
これがチェルノブイリ原発事故後、放射能汚染に苦しむベラルーシなどとは決定的に違うところ。福島の帰還政策は、ついに国連の人権委員会から「非人道的」と提訴されているのを知っている日本人はどれくらい居るのであろうか。・・はっきりいって、情けない。
「ある」問題を「ない」として、やるべき+出来る対策をしない。で、さらに問題は深刻化してる。日本の社会問題の殆どは同じパターン(水俣病とかも同じ)で展開してるよね。。もうええ加減、問題に向き合って行動できる社会にしようや。と思う
いろんな意味で分断されている中で、どう繋がっていくのか。
そこが、大きな課題。これから出来るアクションとは?ということに、話題は終始していたように思う。
さて、いろんな具体的事例も聞けて面白かったのだが。
保養団体発表の6団体の中で、コア4名が抜けて次のメンバーに引き継いだ。という話が実に示唆に富んでいたので紹介したい。
出産育児でもう役が無理になったという人と、流石に疲れ切ったので辞める宣言した人がいたので、先ずはそれぞれの仕事を全て書き出したらしい。一人20個ぐらいあったらしいのだが、これを全てリスト化。
そして、キャンプの仕事を手伝ってくれた20数名に立ち行かなくなった現状をメールで投げて、問題提起したらしい。次のキャンプ、このままでは開催出来ないのだが、どうしようかと。
そうしたら定期的な会議には出席出来ないが、自分はこの仕事なら担えると手を上げた人が次々と現れたらしい。
で、夏になって実際キャンプを開催したらどうなるか分からないが、今年もキャンプが出切ることになった。。という引継ぎの話。
横でゴーワクのコアメンバーが、「それや、我々に足りないのは!!やってる仕事のリスト出し。。もう、意識化自体がしんどいことに、、」と言ってましたが。あなた達、、40日間も、やりすぎですがな。出来る人にありがちな、一人で仕事抱え込みすぎ問題。
これを打破して「組織を開かれたものにする」ということが、次のフェーズに行く大きな転換点になるような気がしました。
何か手伝えないのかな、と思っている人は多いと思うのですよ。何がしかネットを活用することによって、多くの人が関れる形になって行ったらいいのにな~と今回思いました。
会の終りに、ファシリテーションをされた明石キャンプの小野さんからインフォメーションが。
2/16 、311受入全国協議会(うけいれ全国)の保養受け入れ団体の交流会がに地域福祉センター「希望の家」にて京都で行われるそうです。3名のゲストを向かえ、ブレスト。参加費は無料ですが事前申込制(定員40名)。ご興味ある方は、FBの同団体のタイムライン上の記事をご覧下さいね。→https://www.facebook.com/pg/311ukeire/posts/
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