春から力入れてやっている、性教育プロジェクト「いのち作戦会議」の企画のはなし。
来月、又明倫自治会館でイベントやります!!
今度は・・・レアもレアな内容(笑)。
文化人類学者の井家晴子さんを講師に迎え、性教育で先駆的と言われるオランダと、ずっと調査されてきたモロッコの出産事情についての話をお聞きして考える会を今回は企画。
出産をめぐる価値観は、日本国内でも場所によって凄い違う。一般的な産院・総合病院・助産院・自宅分娩・・・たまたま私は相性のいい助産師さんにめぐり合ったので、病院に助産師持込(笑)出産ということになったが、全く助産師さんサポート無し出産をしたら子どもを産むことそのもののイメージも全く違っていたろうな・・と思う。
日本では一人目を帝王切開で産むと、二人目自然分娩をすることに先ずはOKが出ないらしい。しかし、オランダでは二人目自然分娩が当たり前。自宅出産も別に珍しくないらしい。この違いはどこから?と思う。
そして。ムスリムが多いというモロッコの話を予告的にチラッと聞いたが、もう出産に関する価値観はぜ~~んぜん違いますね。基本、妊娠は病気ちゃうし。という認識。イスラム教信仰がベースにあるようだが、独特の価値判断があって、ほぉぉ~と思いましたよ。いろんなところの話は、聞くモンですね。文字通り世界が広がる。
一般に西洋医学的価値観が一番先駆的で、そうでない伝統的なありようは未開の地の社会。・・てな価値観があると思う。が、詳しく実情を聞くと実際にそこに生きる女性たちは、どっちの文化圏で生きて行った方が幸せなのかな?と思わなくも無い。
モロッコでは、昔日本にも各地に居た”産婆”が今も生きているそうです。まさに、ゆりかごから墓場まで。ということで、何かというと人生相談・健康相談にのり、家族内の力関係を超えて忠言してくれる有難い存在。
そういう人が、地域に息づいている社会・・伝統的社会というのは否定的に語られがちだが、コミュニティというものが実際には崩壊している日本社会から見た時にそこから何を学ぶべきなのか。
なかなか、面白い講座になりそうです。予約申込は以下フォームからお願いしますね。____________________
【お産ところかわれば 〜 モロッコ・オランダの自然・異常出産】
2017年12月8日(金) 10:15-12:00
明倫自治会館ホール
参加費: おとな500円、こども無料(おもちゃエリアあり)
講師:井家晴子さん
文化人類学者。年少・小1のママ、第3子妊娠中。
アムステルダム大学人類学部研究員、国立民族学博物館外来研究員。
2017スミセイ女性研究者奨励賞 授賞。
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