FB投稿が先行ですが、ブログ読んで戴いている皆様にもお知らせ。やっと、母の作品集をウェブ上に開設。

裂き織り創作服・Hiromi Zembayashi Website

作品展やったのも、一昨年前の12月・・ハッと気がついたら一年経過。ゼンゼンあかん営業や(汗)。そのまま一連の作品は私が預かっているので、作品販売に関しては私が代行することに(いったい、何足の草鞋を履いているんだ状態だが)。

布や服に関してウェブ上でその質感や色を表現するのって、本当に凄く難しい。

写真には、その肝心なところが写らないんですわ・・。

特に服は、纏ってこそ。

作った本人は、買った人に普段に着て欲しいらしい。和装の世界を知っているからこそ(何せ昔、問屋に納めてましたから)、値段が値段なだけに作品がしまいっぱなしになるのが嫌らしい。

ということで、直売のみ。これ、それこそ百貨店とかで販売したら何十万とか値をつけていいものだと思いますが、どうせそんなに数作れるものでも無いし。本人の要望に沿う形で縁ある人にだけ受け渡し、でいいかと。参考に価格言うと、五万~十数万円くらい。ハッキリ言って格安。時給考えてないよね・・もう質理解できない人には話しかけんとこ、といった仕事。

分かる人には分かるもんです。昨日は遠方在住のFBFが、丁度来京のついでに作品見たいということで我が家来訪。モノは実際直接見て、着て見ないと分からんと思って。というコメントでしたが、サクッと購入決定。

流石、美容界の方・・最新作(って一年前だが)の新開発技法・ハーフバイヤスのベストをチョイス。前日に収納場所から移動してきたので写真には畳みシワ入ってます(汗)が、これ、吊るしておくと自然に消えるんですわ・・織りの特性なのか、汚れもつかない。

裂き織り創作服・善林ひろみ作品

コレ(ハーフバイヤス技法)、凄いんですわ。とにかく軽い。裂き織りは布を裂くので普通織り込むテープ状の緯糸はストレートになるのですが、わざとカッターで細~くバイヤスに切るのですよ。そうすると、通常の裂き織りと同じ質感にビロード状の表面の細かい毛羽がプラス。

裂き織り創作服・善林ひろみ作品

しかしこのカット直後の布テープ、うっかり引っ張るとビリビリに分断されるのは想像できますよね?布は胴裏とかの薄い羽二重・・うわ~ よ~やるわ。と思いますが、そんな仕事。

裂き織り創作服・善林ひろみ作品

服デザインもピタリと似合う、縁ある方に受け渡せてよかったな~と。私もサンプルとして一着持ってますが、本当に毎日着ちゃう。機能的なんですよね・・今の時期、冷え込む京都には必須(笑)。モダンなちゃんちゃんこ?

この服、究極のエコとも言えますが(材料はまぁ、廃棄着物リサイクルなんで)、そういう枠組みで作られる品とは一線を画していると思います。色使いが素晴らしいので、気になる方はお気軽にお問合せくださいね。

裂き織り創作服・Hiromi Zembayashi Website