昨日、「都市環境サミット」に行って来ました。私、環境学とか全く専門外なのに何故か?というと・・・何となく、行かなきゃいけないような気がしたから(笑)。

行って大正解。ここ数年ぼんやりと感じていたことの理由が分かって、愕然としたものの、ホッとした感じも少しある。

実はず~っと足元から崩れていくようなイメージが自分の中にあって、何なんや。とずっと思ってたんですよ。311に文字通りパンドラの箱がパカッと開いたような感じはありましたが、依然あるこの感覚。良く分からんな~~と思ってたのですが。

今、日本列島はとんでもないことになってます。

冒頭に掲載した画像は先日10月22日の台風後の大阪湾。びっくりするくらい、川から海に土石流が流れ込んでいるのが分かりますね?実はこれ、大型台風が来ての特別なことじゃないんですよ。チョッと大雨が降っただけで、日本全国の河川の河口から、ドッと泥が海に流れ込んでる。

ひょえ~ って感じですが足元から崩れていく感じは、文字通りそのまんま。

今私たちが居る場所が、足元から崩れようとしている!!

ということなんですよ。大げさじゃなく・・身体で感じることは、正しかった(涙)。
このままほっとくと、先ず海が死にます。多分、そう遠くないうちに。そうすると、一番大事な海と山との循環が行われなくなりますわ。

現状を日本列島を身体に例えると、全身の血管が上手く血を運べなくなって、あろう事か皮膚からいきなり血が噴出している感じ?(怖い例えですんません)

なんでそういうことになったかというと、かなり広い範囲で安直に山を削って宅地造成を行ったり、地表をコンクリートで蓋をしてしまったから。

コンクリートで土に蓋をするとどうなるか。その下は空気と水の流れが滞って土壌が目詰りを起し、土が有毒ガスを蓄えてグライ土壌と呼ばれる死んだ土になる。植物の根が張れない土になって、崩れやすくなるんですわ・・そういうところが日本国中、山盛りある。

かつて第二次世界大戦直後、焼け野原になったとき皆耕して飢えをしのぎましたが、今や建物を撤去しても、耕せないような土地が大量に発生しているということですよ。

街にいると何となく息苦しいのは、文字通り大地が呼吸していないから。本当は、誰でもが足元から感じていること。かなり瀕死の状態に近づいているけれど、まだ取り返しはつく状態らしい。

先ずはどうあるべきか、何が起こって居るのかというのを皆が気がつかないといけない。この話、端的にまとめるのは難しいので、これから数回に分けて昨日聞いてきたことを記述して行きますね。