昨日は原爆投下の日。8月6日がくると、あぁ・・と思う。
今はヒロシマのピカドンの話は、学校でどのように語られているのだろうか?

先日FBで、実際の被曝体験者が小学校でお話会をされた時に今の原発問題に触れようとすると、大声で校長が制止したというニュースが流れていたが。

被曝の問題は1945年8月6日から始まって今も継続しているのであり、第二次世界大戦と共に終わったわけではない。
あくまでここから「目に見える形でスタートした」、そして今も続いている問題である、こういうスタンスで話をしないと結局意味はないのではないだろうか。

今40歳代の私が小学校の時は、「ヒロシマでこのような悲惨なことが起こった、戦争は良くない、悲惨なことになる」とだけひたすら一学期末になると先生が語り、よく分からない感想文を書かされた。

なんか肝心要の「なぜそのようなことになったのか」ということへのアプローチが欠落していて、腑に落ちない感じがいつもしていたのですよ。

2011年の福島原発事故を契機に京都に引っ越してから、こういうことだったんだ!と私は初めて知りました。

原爆投下後、実際にはいったい何が起こったのか。
水俣や、ヒロシマの問題は終わってはおらず、今の現状にはっきりとつながっているということを。

ヒロシマを例に取れば、凄い隠蔽工作が行われ実際に酷い目にあった人を救うということより、記念碑をつくることのほうが優先された。被爆者の診察記録は取ることを禁じられ、意図的に「無かったこと」にすべくあらゆる手段が使われた。
これって、今福島で行われていることとリンクしないですかね?

本当の事は自分から学ぼうとしないと、知りようもないのですよ。

特に親であるのなら基本的な知識として、ヒロシマ・ナガサキで一体何が起こったのか、水俣病とは一体何なのか、学び知って次の世代に伝えておきたいと思う。

今から学ぶのなら、ヒロシマの問題なら肥田舜太郎先生の本。水俣病なら石牟礼道子さんの本をおすすめしたい。

これから自分自身が生き残るためにも、知っておきたいことであると思う。