なんか制作にいそしんでいたら、あっという間に月末になってしもうた。
秋だからイベント満載。で記事に書こうかと思っていたら、又台風が迫って中止になったり何だかせわしない。

最近、型紙きりまくる毎日。
ずっと後回しにしていた自分用の足袋と、稽古着の仕立ての試作にもとりかかる。
公開講話の後に足袋履くといいらしいという噂聞いてから、夏から毎日足袋履く毎日に変えたら、なかなかコレがいいんですよ。

先週から寒くなったので、又普通の靴下(足袋型絹+ジュート)に戻したら、全然違う感じ。どうも決まらないというか。私は着物着れないのですが(持ってない)、和装ってもしかしたら、あらゆる感覚の要になるのかも。稽古場で師匠も言ってましたが、稽古着着るだけで全然違ってくる(ある程度それだけで出来上がる部分もある)という話だったし・・で、やっと自作に向けて乗り出したわけ。

昨日も稽古(動法)つけてもらいに行ってたのですが、ホンマ皮膚感覚の世界ですね。

ひたすら自分の中の身体の感性を磨くことをやってるわけですが、ある程度把握出来るようになると、他人の滞っている部分も観える様になるらしい。これが、面白いなーと思います。

昔油絵を書いてた時に微細な色を見分けることを連日やってたのですが、色の違いって意識していくと「見える」ようになってくるんですよ。感性って、何の世界でも注目すると広がっていくものがあって、未開発の部分が多いんじゃないかなーって最近思ってます。

昨日の稽古で師匠が、最近は「押して下さい」というと押さずに「突き飛ばす」人が多くてビックリする、と言われてました・・。最近はいろんな動作が自動化され「押す」とか「引く」とかいう動作がめっきり減ってしまったからかも。全身を使ってやる生活の中の動作って、少ないですよね・・。

先日、映画になった「昭和の家事」の本を見つけて読んでいたのですが、日本人の生活の動作というものをどうやってとりかえしていくのがいいのか、をぼんやり考えてます。箒がやたら好きなので、暇さえあれば床掃くのですが、雑巾がけもするようにしようかな。