野口整体


いま何故、野口整体なのか?

野口整体。ボディーワークに興味がある人なら、いろいろな書籍などで目にしたことがある名称だと思います。しかし実際に野口整体とは何か?というと、どうもよく分からないし、学びたくても何処で?と思っている人は多いのではないでしょうか。

私は産後の健康管理をしたいなという動機から「野口整体」に出会い、最初はこんなに便利なものは無い!と思いました。 そして、もうちょっとこの考え方が一般化すれば、もっと皆楽になるのにな~と思って、情報発信側に回ることにしました。記述している私ゼンバヤシ自身はボ ディーワーク界の人間ではありません。逆に素人ゆえに全く整体の世界を知らない人にも、ちょっとは分かりやすく説明できるのではないかと考えています。

何故サイトのテーマが「自給自足的シンプルライフ」なのに野口整体が入っているかというと、野口整体の考え方で生活するようになると自ずと間に合わせのものが必要なくなるからです。

例えば虫さされの薬。我が家にはキンカンとかムヒといった類の薬は一切置いていません。蚊に刺されたら化膿活点を押える又は愉気すればいいだけのこと。ちょっと人によってはタイムラグがありますが、痒みがなくなります。元々薬そのものが虫さされの痒みを解消しているわけではありません。一般に市販されている薬の殆どは問題の解決というよりは局所的に麻痺させて症状を分からなくしていることを知れば、できるだけ体本体の治癒力を高めることを学んだ方がいいと私は思います。

元々身体には自然に自分自身を整えようとする力があり、病気の症状は異常ではなくその力の発揮されている状態と考えれば、症状を受け入れ上手く経過させれば身体はより、バランスのとれた状態になる。では「経過」しやすくする為に、どの様に身体に働きかけるかということが問題になる訳ですが、いろいろな手法があります。

野口整体では「治療」という言葉は使いません。先生が直接各個人に関わる「個人指導」や、家庭で簡単に出来る「手当て法」など、いろいろとあります。

今一般的な投薬を中心とした西洋医学のあり方に、疑問を持つ人は多いのではないでしょうか?ネットを中心に情報もあふれ、巨大資本との繋がりを知ってしまった後に、敢えて金儲け主義の医療産業に自分の健康管理を委託する気にはあまりなれません。

東洋医学的なあり方が絶対ともいえないと思いますが、両方の世界の手法を取り入れることによって、自分自身にとって一番居心地のよい日々の調整の仕方というものを見出すことが出来ると思います。

このサイトの中で、まずは野口整体の世界を知ってみたい人の為のガイドを作ることにしました。普段の生活の中で人任せではなく、自分で自分の健康管理をしたいと考える人に、このサイトが役立つものとなりましたら幸いです。

野口整体とは

野口整体とは何か。それは、野口晴哉(のぐちはるちか)師がまとめた日本に昔からある伝統療法・身体についての考え方を指します。

野口晴哉師のプロフィール・やってこられたことは、奥さんがまとめた「朴歯の下駄」という本(回想の野口晴哉 ちくま文庫(の-7-3)として、ちくま文庫から出てます) に詳しくありますので興味がある人はそちらを読んでいただきたいのですが、一般的に「整体」という言葉でイメージされる身体の調整よりももっと広い範囲の 内容を含みます。

野口師は戦前の関東大震災で近所の怪我でこまっている人を手当で治してしまった事から治療を望む人が連日列をなすようになり、僅か20歳代にして二つの道場を構え、膨大な人の整体指導をしながら身体の探究をするようになったそうです。

第二次世界大戦の時期に日本各地にあった手技療法が途絶えそうになった時期がありました。日本古来の療法をまとめようという動きがあり、「整体操法 制定委員会」にて当時各地で秘伝とされていた療法が開示され、その中の妖術的なものは取り除き身体に有効とされたものだけが野口整体に取り入れられること になりました。

ですから野口整体は「日本独特の医療体系」とも言えるようなものですが、「医療」を中心とした活動に問題を感じた創始者野口晴哉師自身の考えから、「体育運動」として確立することになります。今現在は「整体協会」を中心に全国で活動が行われているみたいです。野口師の直弟子の弟子の代の方々がそれぞれ日本全国で指導をしているといった状況です。

戦後一般的になった「先生に薬を貰って治して貰う」といった西洋医学の考え方から、各個人が自立して調整を行うといった「野口整体」の考え方はかけ離れているかもしれません。
しかしほんの二世代前までは一般的だったありかたであり、今再び注目されてくる時代になったのではないかと思います。

回想の野口晴哉 ちくま文庫(の-7-3)
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by ヨメレバ